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新開発画像エンジン搭載、ひと味違った高精細、高品位画像
低価格なエントリークラスの機種とはいえ、撮影機能的にはフルスペックである。AF可能なレンズがAF-S(レンズ内モーター駆動式)に限定されてしまったけれど、それさえガマンすれば中級者も上級者も十分に満足して使えるカメラに仕上がっていて、サブカメラとして最適なカメラだと言える。
撮像素子は、基本的にはD100からD50まで採用されてきたものとほぼ同じDXフォーマットの有効画素数610万画素CCDである。もちろんCCDそのものも改良されているし、新開発の画像処理エンジンを搭載して従来機種とは“ひと味”違った高精細で高品質な画像を作り出している。ISO感度はISO200〜ISO3200まで1EVステップで設定ができ、高ISO感度での低ノイズ化も実現している。
レンズ交換式のデジタル一眼の機能で、いまもっとも注目度が高いゴミ対策と手ブレ補正対策はどうだろう? 手ブレについては積極的に高ISO感度を利用するか、VRレンズと組み合わせるしかない。ゴミについては、ローパスフィルターにゴミが付着しにくいように静電気の帯電防止が盛り込まれたり、撮像面周辺にゴミを吸着する工夫を施したりしている。が、決定的な対策とは言い難いのが残念。
D40でボディの大幅なコンパクト化に貢献した新しい小型バッテリー(EN-EL9、1000mAh)は、D200やD80に使用しているリチウムイオンバッテリー(EN-EL3e、1500mAh)より容量も少ないが、CIPA規格で最大約470コマの撮影ができるという。
軽快に撮影が楽しめる。高ISO感度の画質は特筆もの
露出モードはP/A/S/Mの基本モードのほか、「こどもスナップ」や「発光禁止オート」(新搭載)など8種類のデジタルイメージプログラムモードをそなえている。P/A/S/Mのモードであれば、±5EVの広い範囲まで1/3EVステップで露出補正ができるし、さらに内蔵フラッシュの調光補正も可能だ。
測光モードはD80やD50と同じで、420分割RGBセンサーを使った3D-RGBマルチパターン測光 II と中央重点測光、スポット測光が選べる。このあたりの機能も、このクラスとしては十分。メインスイッチをONにしてから撮影可能な状態までの起動時間もわずか0.18秒と上位機種並みの速さである。連写速度は約2.5コマ/秒で最大100コマ(JPEG、FINE、Lサイズ)の連続撮影もできる。
画質については、べーリーグッド!! 初心者向けのカメラなどとあなどっちゃいけない。ニコンにとっては“手慣れたCCD”だから、とってもじょうずに使いこなしていて、とくに高ISO感度での画質の良さには感心させられた。最高ISO感度のISO3200はさすがに少しノイジーにはなるが、ISO1600ぐらいまでなら十分に許容範囲に入る(ぼくなら)ほどだ。だから「感度自動制御」機能を生かしてオートISO感度のようにして使えば、手ブレを最小限に抑えて撮影することもできる。これはD40のおすすめの設定モードだ。
従来機とは一線を画した情報表示
液晶モニターはD200、D80と同じ広視野角の2.5型で視認性はとても良い。ボディ上部の情報パネルがなくなったため、カメラの撮影情報は新しいGUIデザインで液晶モニターに表示され、そのアイコンなどを選択して各種モードの設定などをする(従来どおりのメニュー画面も選べる)。
たとえば、レンズの絞り羽根をデザインしたイラストが表示されていて、コマンドダイヤルを操作して絞り値を変えるとそれに反応してイラストの絞り羽根が閉じたり開いたりする。つまり、F5.6よりもF11のほうが“絞りの穴”が小さくなるんだぞ、ということが一目瞭然というわけだ ―― ユーザー諸兄のなかには、ふんっ、と笑う人もいるだろうけど、ぼくは大いに感心して見て楽しんでいる。表示画面のデザインも選べたり、その背景の画像を自分で設定できたりと、ちょっとした“遊び心”もあってこれは楽しい。
こうしたビジュアル表示は各種モード設定にもあって、露出補正モードを選ぶと“作例写真”が表示される。プラス側あるいはマイナス側に設定変更するとその写真が明るくなったり暗くなったりリアルタイムに変化して表示される。同じような作例写真はホワイトバランスやISO感度、AFや測光モードでも表示される。ただ残念なことはその表示される写真画像が小さすぎること。もう少し大きな写真だとわかりやすかった。
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