AF-S DX ズームニッコール ED 18-135mm F3.5-5.6G(IF)は、まずD80のレンズキットとして発売され、その後12月22日からレンズ単体でも発売されるようになった。D80発表直後から単体での発売も望む声があり、多くのユーザーから待ち望まれていたのである。とてもコンパクトな設計で、マウント以外の部分にもエンジニアリングプラスチックを多用し、軽量化とともにコストダウンを図っている。それでも超音波モーターSWMは搭載しており、さらにレンズにはEDレンズ(1枚)や非球面レンズ(2枚)を使い、点収差やディストーションを良好に補正している。
焦点距離は18〜135mmの7.5倍ズームで、35mm判換算すると27〜202.5mmに相当する。広角から望遠までこのレンズ1本でカバーすることができる使い勝手のよいレンズである。D40のようなコンパクトなボディと組み合わせれば、ビジネスバッグにも入れることができる。カメラに取り付けたときのバランスは、小型ボディのD40やD80の方がプロ用大型機よりマッチする。
実際に撮影してみたが、その画質には思わず魅了されてしまった。広角側(18mm)は、画像周辺部もシャープでしっかりした描写である。望遠側(135mm)も、高性能レンズを使用したようなシャープで素晴らしい描写だ。ボケも違和感なく自然だ。いろいろな部分でコストダウンを図っているレンズではあるが、肝心の光学設計にはかなり力を入れていることが分かる。AFの動作もスムーズで、ぴたっとピントを決めてくれる。マニュアル操作でも適度な操作感があってフィーリングも良い。
このレンズには手ブレ補正機能(VR)が搭載されていないが、D40やD80のような高感度撮影ができる一眼レフカメラなら、暗い場所でも問題なく手持ち撮影をすることができる。とは言っても、手ブレは高画素のカメラになるほど顕著に現れるので、そろそろこのクラスのレンズにも手ブレ補正機能の搭載を願うばかりだ。
手ブレ補正機能がないという点を差し引いても、AF-S DX ズームニッコール ED 18-135mm F3.5-5.6G(IF)は価格以上の性能を持っているレンズであることに間違はない。VR 18-200mmレンズとこのレンズのどちらを購入するか、ニコンユーザーは悩むかもしれないが、予算に限りがあるならこのレンズを勧めたい。
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