発表当初から注目されていた望遠ズームレンズが、12月7日にやっと発売になった。旧モデルに比べると、若干大きく重くなっているが、コンパクトでレンズフードを取り付けたままでもカメラバッグに無理なく収納できる。新たにレンズ設計をしているが、EDレンズや9枚羽根の円形絞りなど、旧モデルの良い点は踏襲している。このレンズの大きな特徴は、次世代の手ブレ補正機能VR IIを搭載したことである。
このレンズをフィルムカメラに装着すると最大焦点距離は300mm、デジタルカメラではDXフォーマットの効果により、450mmの超望遠にもなるため、手持ち撮影をすれば手ブレによる画質低下は否めない。しかし、手ブレ補正機能を搭載したことで、超望遠でも手持ちでアクティブな撮影が可能になったのである。VR IIの効果は、メーカーのアナウンスによれば、手ブレ発生限界のシャッタースピードから約4段分の軽減効果があるとされている。
筆者自身の限界テストでは、450mmの画角でシャッター速度1/4秒に設定したとき、10回中6回までは手ブレすることなく撮影することができた。しかし、これは個人差もあるので、どこまでが手ブレ発生の限界かを断言するのは難しいが、安易な撮影をすれば手ブレ補正機能があってもブレは発生するので油断は禁物である。
実際に撮影してみると、とてもシャープでキレのあるレンズだ。また、ボケも自然な感じできれいである。風景からポートレートまであらゆるシチュエーションで使える便利なレンズである。標準ズームにこのレンズを加えれば、広角から望遠まで幅広くアクティブに撮影することができる。コストパフォーマンスも高く、フィルム派もデジタル派も満足できるレンズである。ニコンユーザーなら、買い!の1本だ。
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