AT-X 165 PRO DXは、APS-Cサイズの撮像素子を搭載したデジタル一眼レフ専用レンズで、カバーする焦点距離は35mm判換算で約24〜75mm。標準系ズームレンズのほとんどが28mmから始まるなか、24mmまでをカバーするのが珍しいのは、非常に難しいレンズ設計が要求されるからだ。たった数ミリ、焦点距離をワイド側に延長するだけのことが、ディストーションや周辺光量不足といった数々の問題を生むのだ。
さらにズーム全域で大口径F2.8を実現しつつコンパクトにまとめようとすると、その難しさはさらに増す。それらいくつもの難題を、トキナーはレンズ設計上の工夫と複合非球面レンズ1枚、ガラスモールド非球面レンズ2枚を使用することなどで解決し、さらにSD(超低分散)レンズ2枚、LD(低分散)レンズ1枚を配置することでズーム全域でハイレベルな画質を実現したのだ。
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