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10メガ超で秒3コマ連写OKの小型快速一眼だ
ニコンD40xでいちばん驚いたのは、イメージセンサーが10.75メガピクセル(有効10.2メガピクセル)CCDになったことだ。D40は6.24メガピクセル(有効6.1メガピクセル)の“使い込まれた”CCDだが、こんどはD80のCCDと兄弟分なのだ。これはある意味、ニコン・デジタル一眼レフのラインアップ内での“下克上”であると同時に、あきらかにキヤノンのEOS Kiss Digital Xを意識している。
さて、D40では高感度ノイズをうまく処理していることが美点であったが、このD40xも高感度ノイズは目立たない。とは言っても「塗り絵」のような仕上がりではなく、自然なディテールを残しつつノイズを消しているのだ。ノイズ対策も一歩進んだと言えよう。
もうひとつのD40xの注目ポイントは、D40で毎秒約2.5コマだった連写性能を毎秒約3コマに引き上げたことだ。画素数が約1.67倍も多くなっているにもかかわらず、連写性能がアップしたのには驚いた。これもD80とほぼ同レベルの性能ではないか! くわえて連続撮影可能枚数も、画素数アップにもかかわらず約100コマと、D40と同じレベルを確保しているのだ。
ほかには大きな変更はないが、液晶モニターに絞りのアイコンが表示され、レンズを絞り込むとアイコンの絞りも絞り込まれる。D40に見られた遊び心は、そのままD40xに受け継がれているのだ。
そして、ニコンデジタル一眼最小の小型軽量ぶりは相変わらず。なにしろ小さくて軽く、手の小さなユーザーにも持ちやすいに違いない。女性にも喜ばれそうなコンパクトぶりだ。それでいてモードダイヤルは大きく回しやすいし、シャッターボタンのフィーリングもいい。歯切れが良く、AFの合焦速度もAF-Sレンズだから素早い。
ファインダー倍率は50mmF1.4レンズ装着状態で約0.8倍とちょっと小さいが、ファインダー視野そのものは見やすい。背面の液晶モニターは白っぽい表示でいい感じなのだけれど、ファインダー接眼部に目を付けたら自動的にオフになるような仕組みにしてくれるとありがたい。
最後に、カメラ本体の変更ではないけれど、ダブルズームキットの2本のレンズのうちの望遠ズームレンズのほうがVR(手ブレ補正機構)付きのAF-S DX VRズームニッコール ED 55-200mm F4.5-5.6G(IF)となったことも忘れてはならない。
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| 主なプロフィール |
| ● | 平成19年3月6日発表 |
| ● | 平成19年3月29日発売 |
| ● | 有効10.2メガピクセルCCD |
| ● | SDHCメモリーカード /SDメモリーカード |
| ● | 3点AF |
| ● | 3D-RGBマルチパターン測光 II |
| ● | 2.5型液晶モニター |
| ● | フラッシュ内蔵 |
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10メガ超ながらニコン最小の幅126・高さ94・奥行き64mmのボディ。中身のユニットはD80に準じる高性能仕様だ。 |
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軍艦部のデザインはD40と同一。操作系はすべて右側に集中し、ストラップ取り付けようの吊り環しかない。フラッシュ内蔵。 |
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背面は有効6.1メガのD40とうりふたつ。2.5型の広視野角なモニターのまわりにボタンが並ぶ。 |
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●作例1 写真をクリックすると拡大画像<640×427>になります。 |
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●作例2 写真をクリックすると拡大画像<640×427>になります。 |
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新しいVR ED55-200mmで撮影。絞り開放だが描写は良く、ボケ味もこのクラスにしてはいい感じ。最短撮影距離が1.1mだから、200mm側ではかなりの接写もできる。
■AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 55-200mm F4-5.6G(IF) 絞り優先AE(F5.6) WBデーライト ISO100 |
防振機構をもたないD40xだが、焦点距離105mm(約157.5mm相当)でシャッター速度1/6秒の手持ち撮影でもVRレンズがあればこのとおり、ブレずに写せる。
■AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 55-200mm F4-5.6G(IF) 絞り優先AE(F25) WBデーライト ISO100 |
●作例3 写真をクリックすると拡大画像<640×427>になります。 |
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●作例4 写真をクリックすると拡大画像<640×427>になります。 |
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クルマの質感が良く出ている。さすがに10.2メガピクセルの実力だ。焦点距離82mmで撮影。
■AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 55-200mm F4-5.6G(IF) 絞り優先AE(F5.6) WBデーライト ISO100 |
毎秒約3コマの連写のおかげで、このような動体も的確にキャッチすることができた。焦点距離200mmで撮影。
■AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 55-200mm F4-5.6G(IF) 絞り優先AE(F5.6) WBデーライト ISO100 |
※作例写真のサムネイル画像と拡大画像は、Web用に解像度と圧縮率を変更しています。また、著作権者とモーターマガジン社の許可なくこの画像を二次利用することを禁じます。
なお、使用したカメラはベータ版で、機能や画質は製品版と異なる場合があります。
主な仕様 ●有効画素数:1,020万画素●撮像素子:APS-CサイズCCDセンサ●撮像感度:ISO100〜1600相当(増感最大ISO3200)●画像形式:静止画JPEG/RAW(JPEG BASIC+RAW同時記録可)●メモリーカード:SDHCメモリーカード/SDメモリーカード●ファインダー:アイレベル式ペンタミラー(視度調節付き)、視野率約95%(対実画面)、ファインダー倍率約0.8倍(50mmF1.4レンズ使用時)●フォーカスエリア:3点測距●レンズサーボ:シングルAFサーボ/コンティニュアスAFサーボ(自動切り替え可、予測駆動フォーカスあり)/MF●AFエリアモード:シングルエリアAFモード/ダイナミックAFモード/至近優先ダイナミックAFモード●シャッター:電子制御フォーカルプレーン、30〜1/4,000秒(1/3ステップ)、バルブ、X=1/200秒●測光方式:420分割RGBセンサーによりD・Gタイプレンズにて3D-RGBマルチパターンII測光、その他CPUレンズでRGBマルチパターン測光IIが可能。マルチパターン/中央部重点/スポット●露出制御:デジタルイメージプログラム12種/マルチプログラムオート/絞り優先オート/シャッター優先オート/マニュアル●モニター:広視野角2.5型(約23万画素)低温ポリシリコンTFTカラー液晶、明るさ調整付●内蔵フラッシュ:GNo.12(マニュアルフル発光時、ISO100・m)、調光補正付●内蔵電源:リチウムイオン充電池EN-EL9●サイズ:W126×H94×D64mm●重さ:約495g(本体)