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リコー GR DIGITAL II
  (10941 ヒット)
画素数アップと低ノイズをまず実現
 平成17(2005)年10月の発売から約2年間、コンパクトデジタルの常識を超えた圧倒的に高画質な写真が撮れることと、楽しみながら写真を撮れる魅力的なボディで、ハイアマチュアや多くの写真家に愛され続けたGR DIGITALの後継機「 II 」がついに出た。外観のほとんど変わらないボディだけに、スペックだけ見るとバージョンアップ程度かと思ってしまいがちだが、実際に手に取って写してみると、その改良の度合いがとても大きいことにすぐ気づく。
 画像にかかわる変更点としては、画素数が813万画素から1,001万画素にアップしたことと、デジタルカメラの画作りのキモとも言える画像処理に新エンジンの「GR ENGINE II 」を搭載し、とくに高感度でのノイズを大幅に少なくしたことが挙げられる。
 また、液晶画面も2.5型から2.7型と、わずかに大きくなっただけではない。液晶の質の違いを、ぜひ手に取って見比べてほしいものだ。画像のクリアさも、見る角度を変えても落ちないコントラスト…。まるで旧 GR DIGITALが霞んでしまうほどだ。
実用的な電子水準器。RAW撮影もスピードアップ
 縦横比1:1のスクウェア(正方形)フォーマットや、加速度センサーを利用した電子水準器も、新型GRの機能として見逃せない。とくに後者はいかにもGRにふさわしい機能だ。28mm相当の広角レンズでの撮影では、水平のゆがみや傾きが気になることが多いが、GR DIGITAL II では、液晶画面に出てくる水平インジケーターの振れと音を頼りに簡単に水平がとれてしまうのだ。風景写真や建築写真だけでなく、スナップ写真でもその便利さを実感できるはずだ。
 アクセサリーとして、ぐんと小さくなった新しい外部ファインダーや40mmのテレコンなども登場し、いままでの21mmワイコンとセットを組めば、より撮影領域を広げることができる。そしてハードだけでなく、フラッシュの調光補正(±2.0EV、1/3ステップ)や電池のスタミナアップ、RAW撮影のレスポンスアップ、マイセッティングモードの追加など、内面もそれ以上に使いやすく進化しているのが、GR DIGITAL II の真の姿なのだ。
 また、GR DIGITAL II の新機能のうち、いくつかは旧 GR DIGITALユーザーも使えるようにファームアップが配布された。このように、便利で大切な機能を次々にオープンにしてゆく、ユーザーを大切にしたリコーの姿勢は大変好感が持てる。
 GR DIGITALを持っていない人にとって、GR DIGITAL II は長く愛用できる、まさに買って損のないカメラ。そして、すでに初代 GR DIGITALを持っているユーザーにとっては、実際に触ってみるとその進化がはっきりと感じ取れ、欲しくてたまらなくなる魅力的なカメラとなるだろう。
(小澤太一)
主なプロフィール
平成19年10月30日発表
平成19年11月22日発売
有効10.0メガピクセル
ISO1600
RAW撮影
(JPEGと同時記録可)
単焦点
SDHCメモリーカード
/SDメモリーカード
/MMC
内蔵メモリー54MB
2.7型液晶モニター
単4形電池駆動
発表時ニュースを読む
リコー GRデジタル フロント
外部AF機構が省略され、AF補助光の位置が若干変わり、またアダプター装着用の指標がついた。寸法などはそのまま。
リコー GRデジタル トップ
モードダイヤルに[MY1][MY2]を追加。よく使う機能などを登録しておき、カメラ設定を瞬時に切り替えることができる。
リコー GRデジタル リア
2.5型・約21万ドットから2.7型・約23万ドットへと大きくなったモニター。視野角も広がり、色再現性も高まった。ボタンの塗装や操作系の見直しも行われている。

 

作例1 ● マクロモード
写真をクリックすると拡大画像<640×480>になります。
作例2 ● ISO400
写真をクリックすると拡大画像<640×480>になります。
作例1 作例2
リコーのお家芸といえばマクロモード。GRD IIもレンズ先端から1.5cmまでの近距離で撮影できる。広角レンズの遠近感をうまく組み合わせれば、普段目にしないような新しい視点を持つことができる。感度80、AWBに設定しての手持ち撮影、背景のボケ方も素直だ。
■分割測光 プログラムオート(1/125秒 F3.5) WBオート ISO80
三脚に固定して感度400、タングステンモードで撮影。シャドー部も旧GRDよりもかなり綺麗。400を常用にしてもいいくらいだ。画素数もわずかにアップしたが、拡大すると細かい手すり部分の描写の差にその違いがはっきりと見られた。
■分割測光 マニュアル露出 1/2秒 F2.8 WBタングステン ISO400

 

作例3 ● ISO800
写真をクリックすると拡大画像<640×480>になります。
作例4 ● モノクロ
写真をクリックすると拡大画像<640×640>になります。
作例3 作例4
400にくらべるとやはりノイジーな画像になるが、我慢できないほどでもない。L判の記念写真なら、まず問題ないレベルだ。こちらも三脚にしっかり固定してAWBで撮影。難しい光の条件の中、肉眼で見たイメージのままの自然な発色になった。
■分割測光 マニュアル露出 1/3秒 F4.0 WBオート ISO800
モノクロ&1:1のスクウェアモードを使えば、二眼レフでの撮影気分を楽しめる。最低感度が80へ、わずかだがアップされた。スナップカメラは積極的に手持ちで撮りたいものだ。GRレンズ搭載の描写は、ライバルの中でも最上級といってもいい。
■分割測光 プログラムオート(1/800 F8) WBオート ISO80

※作例写真のサムネイル画像と拡大画像は、Web用に解像度と圧縮率を変更しています。
また、著作権者とモーターマガジン社の許可なくこの画像を二次利用することを禁じます。

主な仕様 ●有効画素数:1,001万画素 ●撮像素子: 1/1.75型CCD ●撮像感度:AUTO/AUTO-HI/任意(ISO80/100/200/400/800/1600) ●画像形式:静止画JPEG/RAW(DNG)、JPEG+RAW同時記録可、動画AVI(Open DML Motion JPEG) ●記録メディア:SDHCメモリーカード/SDメモリーカード/マルチメディアカード ●内蔵メモリー:約54MB ●レンズ:単焦点、f=5.9mm(35mm判換算28mm)、開放絞り=F2.4 ●フォーカス:マルチAF/スポットAF/MF/スナップ/無限遠、AFロック・AF補助光あり ●測光方式:TTL-CCD測光、256分割マルチ/中央重点/スポット ●露出モード:プログラムAE/絞り優先AE/マニュアル露出 ●撮影モード:オート/プログラムシフト/絞り優先/マニュアル露光/シーン(斜め補正/文字/動画)/マイセッティング ●露出補正:±2EV(1/3EVステップ)、ブラケティングあり ●液晶モニター: 2.7型(約23万ドット)透過型アモルファスシリコンTFT液晶 ●電源:リチャージャブルバッテリーDB60×1個または単4形電池(アルカリ/オキシライド/ニッケル水素)×2本 ●撮影可能枚数(CIPA規格):約370枚(DB-60使用時)/約45枚(アルカリ使用時) ●サイズ:W107×H58×D25mm(突起部除く) ●重さ: 168g(本体)/約30g(付属品)
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