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ペンタックス K200D (ベータ機)
  (9655 ヒット)
操作系はビギナー向けにシンプル。ボディも小さく持ちやすい
 はじめに断っておくが、ベータ機なので画質は最終段階ではないとのこと。今回は、とにかく使ってみての印象を、K10DやK100Dと頭のなかで比較しながら話を進めよう。
 両手でホールドした感触は、K10DよりK100Dシリーズに近い。ただ、K200Dは背面にも滑り止めが付いた。親指がしっかり掛かることでフィット感が増したと思う。グリップ部の大きさも適度で、手の大きい人でも握りやすいだろう。K10Dほどではないが、大きさの割にズッシリくる重さ。K100Dシリーズにはなかった防塵・防滴構造だからだろうか。とはいえ気になるほどではなく、ビギナーにはかえって「一眼レフを手にしているんだ」という実感が湧くかも知れない。
 電源をオンにする。K10DのDR(ダストリムーバル=ゴミ除去メカ)が作動する際の“コトッ”という音はなく、無音でスタンバイ。ファインダーはK10D、K20Dと比べると視野が狭いが、それでもペンタミラー式としては見やすい部類だ。
 各ボタンやダイヤルは大型で使いやすい。前ダイヤルを省略していることや、測距点選択機能、ブラケティングなど、ビギナーには使用頻度の少ないと思われる機能はメニュー画面で操作するようになっているため、ボタンの数が少なく、背面もK10Dよりシンプルだ。
 ボディ内モーターのAF作動音やシャッター音がやや大きく感じるが、レスポンスも良く、サクサク撮れる。連続撮影機能は2.8コマ/秒でも、よほど動きの速い被写体を狙わないかぎり十分だろう。K10Dよりボディがコンパクトなので、気ままなスナップや屋外ポートレートは軽快に撮影できる。
撮影前のカスタムイメージ、撮影後のデジタルフィルタが便利
 1,020万画素は、やはり高精細だ。A3ノビ・サイズのプリントを頻繁に行うなら、この画素数は強い武器となる。トリミングを行う場合でも、1,020万画素あれば画質の劣化が少なくて済む。そして便利なのが「カスタムイメージ」だ。ピクチャーとシーンモードを除く露出モード時に、撮影前に[雅(MIYABI)][鮮やか][ナチュラル][人物][風景][モノトーン]の6種類からファンクションボタンですぐに呼び出して変更できる。
 さらにRAWで撮影しておけば、RAW現像ソフト「PENTAX PHOTO Laboratory」で撮影後の変更も可能だ。「撮影の時はナチュラルだったけど、雅の方が記憶のイメージに近いかな」などと、手軽に再現が楽しめる。
 さらにRAWは、カメラ内でJPEGに現像することもできる。たとえば「RAWで撮ったけど、JPEGでも記録しておきたかった」という場合でも、カメラ内で現像し、JPEGデータをその場で作ることが可能だ。
 いっぽうJPEGでは、再生画面でファンクションボタンを押すと「デジタルフィルタ」が使用できる。用意されているのは、[ソフト][カラー(基本6色×各3段階)][スリム][白黒][セピア][イラスト][明るさ][HDR]の8種類。[HDR]はコントラストを強調するフィルタ。イメージの強調に使うと楽しい。デジタルフィルタで加工しても別名保存され、元画像は残るから安心だ。「カスタムイメージ」と組み合わせて使うと、個性豊かな写真がパソコンなしで楽しめる。
 ボディ内手ブレ補正効果も高く、慎重にホールドすれば焦点距離55mm(35mm判換算84mm相当)で1/4秒のシャッター速度でも被写体は止まっていた。
 シンプル操作で小型軽量ながら高機能なK200Dは、このクラスでは珍しく防塵・防滴構造で、天候を気にせず撮れるのも嬉しい。エントリークラス、さらにスタンダードクラスでも台風の目となりそうなデジタル一眼レフカメラだ。
主なプロフィール
平成20年1月24日発表
平成20年2月22日発売
有効10.2メガピクセルCCD
(APS-Cフォーマット)
ISO1600
センサーシフト式手ブレ補正
センサー振動式ゴミ除去
SDHCメモリーカード
SDメモリーカード
11点AF
16分割測光
2.7型液晶モニター
フラッシュ内蔵
防塵・防滴
単3形電池駆動
発表時ニュースを読む
ペンタックス K200D フロント
K100Dより若干大きくなったものの、依然コンパクトなボディ。K10Dの魅力の一つだった防塵・防滴構造を手に入れた。K20Dの文字の下に「RAW」ボタンが新登場。
ペンタックス K200D トップ
上面からの眺めはK100D Super とほぼ同じ。左側のモードダイヤルでシーンモード、ピクチャーモードのほか、プログラムやマニュアルなどが選べる。
ペンタックス K200D リア
2.7型・約21万ドットのモニターを搭載。K20Dのライブビューはないが、画像確認は非常に快適。ボタン配列などはK100D Super と同一。

 

● 作例1
写真をクリックすると拡大画像<640×428>になります。
● 作例2
写真をクリックすると拡大画像<640×428>になります。
作例1 作例2
K20Dと同じくダイナミックレンジ拡大を搭載。白い建物に強い光が当たっているが白とびしていない。ハイライトからシャドーまで滑らかなトーンで再現できた。
■smc PENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL II 絞り優先AE(F11) WBオート ISO200
K10D並みのSRを搭載したことで、1/40秒のシャッター速度でもブレずに撮れた。高ISOと組み合わせれば、カメラブレも被写体ブレも防いだ写真が撮れる。
■smc PENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL II 絞り優先AE(F5.6) WBオート ISO100

 

● 作例3
写真をクリックすると拡大画像<640×428>になります。
● 作例4
写真をクリックすると拡大画像<640×428>になります。
作例3 作例4
K100D並みに小さく、しかも防塵・防滴構造のK200Dは、どんな条件でも気軽に持ち歩ける。街のスナップも軽快に撮れるカメラだ。
■smc PENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL II 絞り優先AE(F5.6 −1EV露出補正) WBオート ISO100
超音波モーターを搭載したSDMレンズに標準で対応。静かで高速AFが味わえる。しかもDA★ならレンズも防塵・防滴となる。
■smc PENTAX-DA★200mmF2.8 ED[IF]SDM 絞り優先AE(F4) WBオート ISO100

※作例はβ機(試作機)のもので、製品版と異なる場合があります。
作例写真のサムネイル画像と拡大画像は、Web用に解像度と圧縮率を変更しています。
また、著作権者とモーターマガジン社の許可なくこの画像を二次利用することを禁じます。

主な仕様 ●有効画素数:約1,020万画素 ●撮像素子:センサーシフト式手ブレ補正、センサー振動式ダストリムーバル機構内蔵、23.5×15.7mm(APS-Cサイズ相当)CCD ●撮像感度:オート/任意(ISO100〜1600、1/3・1/2・1EVステップ) ●画像形式:JPEG/RAW(同時記録可能) ●記録メディア:SDHCメモリーカード/SDメモリーカード ●ファインダー:固定式ペンタミラー採用アイレベル式、視野率約96%、倍率約0.85倍(50mmF1.4、1m)、固定スクリーン ●フォーカス:TTL位相差検出式、11点測距、シングルAF/コンティニュアスAF切り替え可、測距点切換可、AF補助光あり ●シャッター:電子制御フォーカルプレーンシャッター、30秒〜1/4,000秒(オートは無段階、マニュアルは1/3・1/2ステップ)、バルブ、X=1/180秒 ●測光方式:TTL16分割開放測光、分割/中央重点/スポット ●露出モード:オートピクチャーモード/プログラムAE/感度優先AE/シャッター速度優先AE/絞り優先AE/シャッター速度&絞り優先AE/マニュアル露出 ●露出補正:±2EV(1/2または1/3ステップ) ●モニター:2.7型(約23万ドット)TFTカラー液晶、広視野角、明るさ調整付き ●内蔵フラッシュ:ポップアップ式P-TTL、ガイドナンバー約13(ISO100・m)、照射角28mm相当(35mm判換算) ●電源:単3形電池(リチウム/ニッケル水素/アルカリ)×4本 ●サイズ:W133.5×H95×D74mm(突起部除く)●重さ:約630g(本体)/約690g(単3形リチウム電池4本、SDカード)/約725g(単3形アルカリ電池4本、SDメモリーカード)
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