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ソニー DT 11-18mm F4.5-5.6
  (3783 ヒット)
暗いながらも周辺部分の描写は十分にシャープ
 DT 11-18mm F4.5-5.6 は、“DT” の名称が示すとおりAPS-Cフォーマットの撮像素子を採用したデジタル一眼レフカメラに最適化された専用のレンズ。35mm判換算で広角16.5mmから27mm相当をカバーする。ソニーαレンズのラインアップのなかでもっとも広い画角を持つが、単に広い範囲を撮影するだけでなく、強烈な遠近感 (パースペクティブ) を生みだす。
 遠近感は、手前のものはより大きく、遠くのものはより小さく写ることで強調される。それゆえ、超広角レンズを使って撮影するときには、いかに手前の被写体に近づいてそれを大きく写し込むかがフレーミングのポイントとなる。
 このときに重要になるのが、レンズの最短撮影距離である。DT 11-18mm F4.5-5.6 の最短撮影距離は25cm。ズーム・レンズとしては優秀なレベルだ。しかし、実際の撮影でいきなりワイド端の11mmを使うと画面内に余計なものがたくさん入り込み、画面の整理が難しくなってしまう。だから、このレンズを使いこなすのには、テレ端の18mmからフレーミングを始めて、徐々にワイド側の焦点距離を使って慣れていくのがベターだ。
 歪曲収差は、ワイド側で樽型が見られるが、建物など直線的な被写体を写さないかぎり、まったく気にらないレベルにまで補正されている。また、周辺部分の描写性能が非常にシャープなので、絞り開放付近でも安心して撮影できるのも、このレンズの大きな特徴である。そのため、撮影時に開放F値の暗さ (F4.5〜F5.6) が気になることはほとんどない。
 また、シャッタースピードの遅くなるシチュエーションなら、カメラのISO感度のアップなどで十分に対処できる。唯一、ワイド側での周辺光量落ちが若干気にはなるが、それも絞りを1段絞り込めばかなり改善されると覚えておこう。
主なプロフィール
平成18年6月6日発表
平成18年8月25日発売
超広角ズーム
デジタル専用
(APS-Cフォーマット)
発表時ニュースを読む
ソニー DT 11-18mm F4.5-5.6
最大径φ83mm、全長80.5mm、重さ約360gと、大きさは平均的。αレンズのなかでは、もっとも強いパースペクティブを楽しめる。開放F値はやや暗いが、カメラの感度アップで十分に対処できる。

 

作例1 ● 焦点距離11mmで撮影
写真をクリックすると拡大画像<640×427>になります。
作例2 ● 焦点距離11mmで撮影
写真をクリックすると拡大画像<640×427>になります。
作例1 (C) 並木 隆 作例2 (C) 並木 隆
超広角レンズにPLフィルターを組み合わせて画面に空を多めに入れると、効果の出るところと出ないところが生じてムラになりやすい。ムラが目立つときはPLフィルターを使わない方がいい。
■ソニー α700 多分割測光 絞り優先AE (F11 1/125秒) WB太陽光 ISO100
太陽を写し込んでもフレアやゴーストがあまり出ないのは、デジタル専用レンズだからこそ。木の幹をシルエットにしたかったので、DレンジオプティマイザーをOFFにして撮影。
■ソニー α700 多分割測光 絞り優先AE (F11 1/320秒) WB太陽光 ISO100

※作例写真のサムネイル画像と拡大画像は、Web用に解像度と圧縮率を変更しています。
また、著作権者とモーターマガジン社の許可なくこの画像を二次利用することを禁じます。

主な仕様 ●焦点距離:11 - 18mm (35mm判換算16.5 - 27mm) ●画角:104°- 76° ●開放絞り:F4.5 - F5.6 ●最小絞り:F22 - F29 ●絞り羽根:7枚 (円形絞り) ●レンズ構成:12群15枚 (EDガラス1枚、非球面レンズ3枚) ●最短撮影距離:25cm ●最大撮影倍率:0.125倍 ●フィルター径:φ77mm ●最大径×全長:φ83.0×80.5mm ●重さ:約360g ●付属フード:花形バヨネット式
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