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キヤノン EOS Kiss F
  (3762 ヒット)
とにかく軽い。それがいちばんの魅力
 平成20 (2008) 年6月に発売されたEOS Kiss F の最大の特徴は、なんといってもボディが小型&軽量なことだろう。歴代の EOS デジタル・シリーズのなかで最も軽い450g (本体のみ) と、これまで小型・軽量とされてきた Kiss X2 よりもさらに25gも軽くなっている。実際にキットレンズ付きのカメラを首から下げていても全然苦にならない重さで、これなら年配の方や女性でも、毎日楽しく持ち歩きできるサイズだ。  ボディが小型&軽量なだけでなく、肝心の中身=カメラとしての機能も大変満足できるものだ。エントリー機ながら、ライブビューやオートライティングオプティマイザを搭載しており、上位機種である Kiss X2 とほぼ同じ機能を有している。  結論から言ってしまうと、わずかなスペックの差で弟分になっているのがKiss F なのである。具体的にその違いをざっとあげてみると、撮像素子がKiss X2 の1,220万画素からKiss F は1,010万画素になっている。ほか同様に、連写スピードが3.5コマ/秒から3コマ/秒に、測距点が9点から7点に、液晶モニターが3.0型から2.5型に、そしてディスプレイオフセンサーの省略など、わずかずつスペックダウンしている。
抜群の電池寿命。気兼ねなくたくさん写せる
 しかし、そのスペックダウンの分だけ、当然価格も安くなっている。2009年1月現在、量販店のボディ単体価格では約9,000円ほど差がある。購入価格を少しでも抑えたいユーザーや、浮いた分をレンズキットの資金やメモリーカードの購入にまわしたい人にとっては、この値段の差は大きいはずだ。  また、実際に両機種を操作して較べてみると、MENUボタンや再生ボタンなどよく使うボタンのいくつかは、Kiss F の方が大きく操作しやすくなっていたり、JPEG最高画質での連続撮影可能枚数が514コマ (Kiss X2 は53枚) と、Kiss F が勝っている部分もあるのだ。  名前にある 『F』 がファミリー、フレンドリーを表しているように、おもに家族写真を撮ったり旅行写真を撮る入門機としてはとても使いやすい機種に仕上がっている。いままでコンパクトデジタルカメラしか使ったことがないけれど、もっと高画質な写真を撮ってみたい人とか、一眼レフならではのレンズ交換やボケ味のある写真を楽しんでみたい人は、検討にくわえてみてほしい。
主なプロフィール
平成20年6月10日発表
平成20年6月27日発売
有効10.1メガピクセルCMOS
ISO1600
セルフセンサークリーニング
SDHCメモリーカード
/ SDメモリーカード
7点AF/コントラストAF(LV時)
35分割測光
2.5型液晶モニター
AFライブビュー
フラッシュ内蔵
発表時ニュースを読む
キヤノン EOS Kiss F フロント
Kiss X2 より幅が2.7mm小さいKiss F。正面からエンブレム以外で違いがわかるのはグリップ部の表面処理と、リモコンの受信部がないこと。
キヤノン EOS Kiss F トップ
電源レバー、モードダイヤル、電子ダイヤル、ISOボタン、そしてシャッターボタンとシンプルな軍艦部。
キヤノン EOS キッス X2 リア
液晶モニターが2.5型と小さく、Kiss X2 で接眼部下にあったディスプレイオフセンサーが省かれている。それ以外の操作系は同一。

 

作例1● 1,010万画素の解像感
写真をクリックすると拡大画像<640×427>になります。
作例2● ライブビュー+グリッド表示で撮影
写真をクリックすると拡大画像<640×427>になります。
作例1 (C) 小澤太一 作例2 (C) 小澤太一
2,000万画素を超えるカメラもどんどん出ているが、1,010万画素だって、壁の模様がかなり細かく描写されているのを見ると、まだまだ現役と言えるだろう。
■ キヤノンEF-S18-55mm F3.5-5.6 IS 絞り優先AE(F9.0) ピクチャースタイル=風景 WBオート ISO100
ライブビューを使い、グリッドを表示させる設定にすると、液晶モニターに方眼が出るので、この写真のような水平線をきっちり出すのに手助けになる。風景写真を撮りたい人にもとても便利だ。
■ キヤノン EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS 絞り優先AE (F8 −1・2/3EV補正) ピクチャースタイル=風景 WBオート ISO100
 
作例3● ISO1600 で撮影
写真をクリックすると拡大画像<640×427>になります。
作例4● 近接撮影
写真をクリックすると拡大画像<640×427>になります。
作例3 (C) 小澤太一 作例4 (C) 小澤太一
レンズの手ブレ補正とカメラの高感度設定で、かなり暗い所でも撮影できる。さらにRAW撮影でノイズリダクションをかければ、1600だってここまでキレイな画像になるのは心強い。
■ キヤノン EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS 絞り優先AE(F5.0) ピクチャースタイル=スタンダード WB太陽 ISO1600
カメラが軽いと取りまわしも楽。上を見上げての撮影でも、ファインダーに集中できる。また、軽いながらも重いレンズと組み合わせたときのバランスも案外悪くない。
■ キヤノン EF 24-105mm F4L IS USM 絞り優先AE(F4) ピクチャースタイル=ポートレート WB オート ISO100

※作例写真のサムネイル画像と拡大画像は、Web用に解像度と圧縮率を変更しています。
また、著作権者とモーターマガジン社の許可なくこの画像を二次利用することを禁じます。

主な仕様 ●有効画素数 :約1,010万画素 ●撮像素子 :APS-CサイズCMOS ●ゴミ対策 :自動センサークリーニング、手動センサークリーニング、撮像画像へのダストデリートデータ付加 ●撮像感度 :かんたん撮影ゾーン :ISO100〜800自動設定/応用撮影ゾーン :ISO100〜1600/任意設定 (1段ステップ) /自動設定 ●画像形式 :JPEG/RAW (同時記録可能) ●記録メディア :SDHCメモリーカード/SDメモリーカード ●ファインダー :ペンタダハミラー使用アイレベル式、視野率約95%、倍率約0.81倍 (50mm時) ●フォーカス :7点測距、ワンショットAF/AIサーボAF/AIフォーカスAF、MF ●シャッター :電子制御フォーカルプレーンシャッター、30秒〜1/4,000秒、バルブ、X=1/200秒 ●測光方式 :35分割TTL開放測光、評価/部分/中央重点平均 ●露出モード :プログラムAE (全自動、ポートレート、風景、クローズアップ、スポーツ、夜景ポートレート、ストロボ発光禁止、プログラム) /シャッター優先AE/絞り優先AE/自動深度優先AE/マニュアル露出/E-TTL II 自動調光 ●露出補正 :±2 (1/3、1/2EVステップ) 、AEB併用可能 ●AEB :±2EV (1/3、1/2EVステップ) ●モニター :2.5型 (約23万ドット) TFTカラー液晶 ●ライブビュー :撮像素子による評価測光方式、手動ピント合わせ/オートフォーカス (クイックモード、ライブモード) ●内蔵ストロボ :リトラクタブル式E-TTL II 、ガイドナンバー13 (ISO100・m)、照射角17mm相当の画角に対応 ●電源 :バッテリーパックLP-E5 ●サイズ :W126.1×H97.5×D61.9mm (突起部除く) ●重さ :約450g (本体)
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