APS-Cフォーマットの撮像素子を採用するデジタル一眼レフカメラ用のズームの多くは、設計の都合上、広角端のスタートが35mm判換算で28mmに相当する18mmからのものが多い。タムロンの高倍率ズームの製品構成を見たかぎりでも、18-200mm (28〜300mm相当) や18-270mm (28〜419mm相当) など望遠側に長けた機種はあるものの、撮影シーンによってはさらに広角側が欲しいときがある。
そんな場合、これまでは平成17年に発売された SP AF11-18mm F/4.5-5.6 Di II (Model A13) の併用がうってつけだったわけだが、今回紹介する SP AF10-24mm F/3.5-4.5 Di II (Model B001) は、11-18mm よりほんの少し長く重くなったけれど明るくなり、さらに広角・望遠の両端を拡大して、撮影最短距離も1cm 縮めている。そのうえで価格を1万円も安価にしてくれたので、もはや後継機種と言っていいだろう。
ニコンD300 ボディへ装着したときにまず感じたのは、楽に持ち運べる 「軽快さ」 だ。エンジニアリングプラスチックの外装を採用することで重くなるのを極力回避しつつコストダウンも図ったようだが、その作りは堅牢そのものであり、ちゃちな感じは微塵もない。
ズームリングを回しても、フォーカスモードをマニュアルにしてピントリングを回してもガタつかないことはもちろん、滑らかな動きをみせており、操作フィーリングはまったく申し分ない。
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