“DT” の名称どおり、APS-Cサイズフォーマットのデジタル専用レンズ。35mm判換算で82.5〜300mm相当という非常に使用頻度の高い焦点域を有している。それにもかかわらず、300gを切る軽量コンパクトにまとめ上げられているので、持ち運びにストレスを感じることなく気軽に超望遠撮影を楽しむことができる。また、このレンズには円形絞りが採用されているので、美しいボケを生かした絵づくりにも有利だ。
操作性も、レンズ鏡筒の半分以上を幅広なズームリングが占めているので、ズーミングは快適に行うことができる。ただし、ピントリングは先端部に細くついているだけなので、マニュアルフォーカス時にファインダーを覗いたまま指でその部分を探し出すのは困難。しかし、これもこのレンズに慣れればクリアできる問題だろうし、AFでの合焦がほとんどなので問題はないかも知れない。
描写は、さすがにデジタル専用に開発されただけあってα700 との組み合わせでは非常に良い。ワイド端55mmからテレ端200mmまで全域に渡って高い画質が得られる。さらに、円形絞りはここでも全域で美しくて柔らかなボケ味を提供する。
全体の印象は、本体4万円という低価格にもかかわらず非常に良い結果が得られるレンズといったところ。また、最大撮影倍率が0.29倍なので、少し大きめの花などをアップで捉える簡易マクロ撮影も可能だ。旅先などの望遠風景は、これ1本を “α” 一眼レフカメラに装着したままで、ほとんど用が足りてしまうことだろう。
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