ソニーαレンズのデジタル専用 “DT” ラインアップにある 「DT 18-200mm F3.5-6.3」 (平成18年7月発売) から1年と3カ月。明るさを変えることなく望遠側をプラス50mm延ばしたレンズが DT 18-250mm F3.5-6.3 だ。いまや高倍率ズームレンズの定番となりつつある人気の高い画角、具体的には35mm判換算で27〜375mm相当の、超広角を除けばほぼすべての画角をカバーできることにこのレンズの魅力があることは言うまでもない。
このような高倍率ズームのメリットは、なんと言っても撮影における自由度の高さだ。動きのある被写体や夕暮れの撮影など、刻々と状況が変わる撮影下では、レンズ交換の時間すら決定的瞬間を逃してしまう要因になってしまうことがある。そのような心配をせず、シャッターを押すことのみに集中できるのが高倍率ズームレンズの一番の魅力だ。
この高い取りまわしの自由度にもかかわらず、440gという軽さと全長86mmというコンパクトさも魅力だ。さらに、前方のピントリング、後方で幅広のズームリングの操作感にもストレスはまったく感じなかった。
高倍率で気になる描写においても、ED (特殊低分散) ガラス2枚、非球面レンズ2枚を含む13群16枚というレンズ構成が、各焦点距離において実用上満足できる描写力を提供していると思えた。インターナルフォーカシング (IF) のスムーズさも、円形絞りによるボケぐあいも満足のいくレベルにある。画面内に朝陽を入れ込むような極端な逆光状態でも、ハレーションなどは驚くほど抑えられており、十分に満足できた。
荷物をできるだけ増やしたくない旅行や登山、気軽な街歩きなどに手に入れておきたい万能ズームレンズと言えよう。
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