ソニー DT 16−105mm F3.5-5.6 は、有効1,220万画素 「Exmor」CMOSセンサー搭載の α700 (平成19年11月発売) のレンズキット 【DSLR-A700P】 に指名 (同梱) されている標準ズームレンズだ。メーカー希望小売価格は7万3,500円。製品名にDT が冠されているとおり、APS-Cフォーマットの “α” デジタル一眼レフカメラ専用のタイプで、35mmフィルム判に換算すると24mm〜157.5mm相当となる。
この、広角側が35mm判換算で28mmではなく24mmからスタート、というところに、このレンズの面目があると同時にステータスがある。撮影範囲は飛躍的に広がり、 “通” をも満足させる常用レンズとなっている。
デザイン的にも、レンズ前方のフォーカスリングと後方のズームリングのラバーに入った細い滑り止めのラインが美しい。しかも、前後シンメトリーのデザインでさらに美しさを際立たせ、手にする者に満足感を与えてくれる。見かけだけではなく、ホールディングの際にも指先にしっとりとフィットしてくれる。α700 に装着時のウエイトバランスもよく、かまえた際にも安定感がある。
描写は、第9群に配置したEDガラスの採用が効いているのだろう、望遠域の色収差はよく補正され、非球面レンズ2枚の使用も相まって描写性と解像感に不満はない。望遠側で撮影したときの発色の良さと高いシャープネス、広角側での歪曲収差も少なく、円形7枚絞りの採用によるボケ味にも納得。トータルな意味で完成度の高いレンズといえる。
この1本は、スナップはもとよりすべてのジャンルでメイン・レンズとなるに違いない。
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