|
絞り開放からクリアな画像を見せる
15群21枚のレンズ構成で、その前群に2枚の大型EDレンズを、中群にも2枚のEDレンズを、そして後群に1枚のEDレンズと、合計5枚ものEDガラスレンズを使用した贅沢なズームレンズである。価格もメーカー希望小売価格で28万3,500円とけして手軽とは言えない。
EDレンズには、長焦点側で顕著に目立ってくる軸上色収差を効果的に補正する働きがある。通常は、1〜2枚のEDレンズでも充分に効果を発揮できると言われているが、高価なガラスレンズであり、研磨などの加工が大変に難しい。それをあえて5枚も使っていることから、とにかく徹底した収差補正をおこない、高品質な画像が得られることを追求して設計されたことが推測できる。そのことは、実写してみればすぐにわかることだ。F2.8 の開放絞り値から解像描写性も大変よく、クリアでヌケの良い画像が得られる。
外装の素材にマグネシウム合金を採用している、35mmフルサイズ、ニコンが言うFXフォーマット対応の70-200mmレンズは、DXフォーマットのD90と組み合わせると、35mm判換算で105〜300mm相当の画角をカバーする。
シャッタースピードにして約3段分の手ブレ補正効果を発揮するという 「VR」 には 「ノーマル」 と 「アクティブ」 の2つのモードが用意された。ノーマルモードは通常の撮影で使用するもの。三脚使用時も自動的にそれに対応した補正がおこなわれるのが、ニコンのVRレンズの特長の1つでもある。アクティブモードは、自動車など乗り物などに乗っていて、撮影者のからだ全体がブレてしまうような場面で有効に働く。
|
 |
 |
 |
| 主なプロフィール |
| ● | 平成15年2月18日発表 |
| ● | 平成15年3月21日発売 |
| ● | 望遠ズーム |
| ● | デジタル対応 (35mmフォーマット) |
| ● | 手ブレ補正VR |
| ● | 超音波モーター |
 |
外観素材に軽量なマグネシウム合金を採用するなど、触れただけで豪華さを感じさせる。ブラックの鏡筒とは別に、ライトグレーの鏡筒のモデルもある。着脱式三脚座付き。 |
|
● 作例1 写真をクリックすると拡大画像<640×425>になります。 |
 |
 |
 |
● 作例2 写真をクリックすると拡大画像<640×425>になります。 |
 |
 |
D90 では、約105-300mm F2.8ズームとして使用することになる。VR内蔵だし、F2.8大口径レンズにしてはコンパクトなので、積極的に手持ち撮影できる。
■ニコン D90 マルチパターン測光 絞り優先AE (F5.0 1/40秒 −0.7EV補正) WBオート ISO200 |
手持ち撮影では三脚座がどうしてもジャマになってしまう。このレンズの三脚座金はワンタッチで簡単に取り外せる。手持ち撮影派にはうれしい機構だ。
■ニコン D90 マルチパターン測光 絞り優先AE (F8 1/60秒 −1.0EV補正) WBオート ISO200 |
※作例写真のサムネイル画像と拡大画像は、Web用に解像度と圧縮率を変更しています。
また、著作権者とモーターマガジン社の許可なくこの画像を二次利用することを禁じます。
主な仕様 ※カッコ内はニコンD90使用時の実質値 ●焦点距離 :70 - 200mm (105-300mm) ●画角 :34°10′ 〜12°20′ (22°50′〜8°) ●開放絞り :F2.8 ●最小絞り :F22 ●絞り羽根 :9枚 (円形絞り) ●レンズ構成 :15群21枚 (EDレンズ5枚含む) ●最短撮影距離 :AF時150cm、MF時140cm ●最大撮影倍率 :AF時1/6.1倍、MF時1/5.6倍 ●フィルター径 :φ77mm ●最大径×全長 :φ87×215mm ●重さ :約1,470g (三脚座付き) ●付属フード :花形バヨネット式