シグマの 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM は、35mmフォーマットのデジタル対応レンズで、24mm〜70mmという使用頻度のもっとも高いズーム全域で、絞りF2.8 を選んで撮影できる、写真家にとって大変に嬉しい大口径レンズです。光が不足がちな室内での撮影には開放F2.8 が大活躍しますし、屋外でも浅い被写界深度を活かして被写体の周りをボカした作品づくりが楽しめる醍醐味があります。さらに、夕方の薄暗い光のなかでもシャッタースピードを速めて撮影できるため、手ブレと被写体ブレを軽減するのにとても役立ちます。
790g と多少重くはあるものの、女性の私が一日これを持って撮影していても苦になりませんでした。シグマ 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM を使ってみて驚いたのは、マニュアルフォーカスの合わせやすさと、オートフォーカスのピント合わせの素早さです。
今回の撮影は、沖縄の八重山諸島が舞台。沖縄本島から西へ飛行機で約1時間のところにある石垣島からさらに船で移動します。島と島をへだてる距離が近いため、1時間程度の船旅で行き来ができます。そこで、島々を結ぶ小型船に乗船して、そこから陸や移動する船を撮影してみました。思いのほか高速で進む船からの撮影にもかかわらず、このレンズのAFの反応の良さには驚きました。
ところで、今回組み合わせたカメラは35mmフルサイズのキヤノン EOS 5D Mark II ですが、広角を多用する私としては、ワイド端にすると出てくる周辺光量落ちが気になりました。天気の良い日に青空などを写す際にはワイド端にしないで撮るなど、撮影者の工夫で光量落ちを目立たないようにすることが必要です。これがAPS-Cフォーマットのデジタル一眼レフカメラならさほど気にならなかったでしょうが…。
なお、ワイド端以外では周辺光量落ちが気になることはなかったことを補足しておきます。仕上がり、描写性能は十分に納得のいくレンズでした。
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