|
望遠ズームではダントツの描写力
税込み100万円以上もする高価で、なおかつ重くて大きなズームレンズである。しかし、その価格とサイズに見合っただけの素晴らしい使い勝手と優れた性能を備えている。ありふれた言い方になるが、まさに単焦点レンズ並みの描写性能を誇るズームレンズだ。開放F値から実にシャープで階調描写力も良い。とてもクリアでヌケの良い描写をする。発売から5年以上を経ているが、望遠ズームレンズのなかでは “ダントツの描写” と言ってもいいだろう。
高価な大型EDレンズを4枚採用することで色収差を徹底的に補正し、17群24枚構成の光学系により収差をほぼ完璧に補正している。最短撮影距離はズーム全域で2m を実現、望遠側の焦点距離400mmではかなりのクローズアップにもできる。
なお、この200-400mmズームはFXフォーマット (35mmフルサイズ) 対応のレンズであるが、DXフォーマット (APS-Cサイズ相当) のD90 にセットすることで、35mm判換算で300〜600mm相当の超望遠ズームレンズとして活用できる。
手ブレ補正 (VR) 機構を内蔵させ、シャッタースピード換算で約3段分の手ブレを軽減する。また、手ブレ補正モードの 「ノーマルモード」 では三脚や一脚を使用したときにもVRを最適に働かせることもできる。かたや 「アクティブモード」 では、自動車に乗った状態など足下の大きな揺れにも対応、補正できるなど、高性能なブレ補正機能を備えている。
さらにスポーツ撮影用途では、あらかじめセットしておいたフォーカス位置にボタンひとつで瞬時にピントを合わせる 「フォーカスプリセット」 機能がとても役に立つ。
|
 |
 |
 |
| 主なプロフィール |
| ● | 平成15年7月22日発表 |
| ● | 平成16年2月27日発売 |
| ● | 望遠ズーム |
| ● | デジタル対応 (35mmフォーマット) |
| ● | 手ブレ補正VR |
| ● | 超音波モーター |
 |
スポーツや報道、野生動物の撮影を意識して開発された大口径の望遠ズーム。手ブレ補正VR、超音波モーターSWM、フォーカスプリセットなどの機能を搭載。フィルターは後部差し込み式だ。三脚座付属。 |
|
作例1● テレ端で撮影 写真をクリックすると拡大画像<640×425>になります。 |
 |
 |
 |
作例2● テレ端で撮影 写真をクリックすると拡大画像<640×425>になります。 |
 |
 |
このズームレンズに内蔵のVR(手ブレ補正機構)は、三脚や一脚で使用するときにもOFFにする必要はない。ONにしたままでも自動的に「三脚モード」のVR機能が働く。
■ニコン D90 マルチパターン測光 絞り優先AE (F8 1/100秒 −1.0EV補正) WBオート ISO200 |
とてもズームレンズとは思えないほど、実にシャープで解像感の高いレンズだ。少しばかり重くて大きいが、一脚などを使えばフットワーク良くスナップ的に撮影することもできる。
■ニコン D90 マルチパターン測光 絞り優先AE (F8 1/60秒 −0.7EV補正) WBオート ISO200 |
※作例写真のサムネイル画像と拡大画像は、Web用に解像度と圧縮率を変更しています。
また、著作権者とモーターマガジン社の許可なくこの画像を二次利用することを禁じます。
主な仕様 ※カッコ内はニコンD90使用時の実質値 ●焦点距離 : 200 - 400mm (300〜600mm相当) ●画角 : 12°20′ - 6°10′ (8°- 4°) ●開放絞り : F4 ●最小絞り : F32 ●絞り羽根 :9枚 (円形絞り) ●レンズ構成 : 17群24枚+保護ガラス (EDレンズ4枚) ●最短撮影距離 : 200cm (AF時) /195cm (MF時) ●最大撮影倍率 : 1/3.7倍 (AF時) / 1/3.6倍 (MF時) ●フィルター径 : φ52mm (後部差し込み式) ●最大径×全長 : φ124×365mm ●重さ : 約3,275g (保護ガラス装着時) ●付属フード : かぶせ式