撮影するまでは価格なりの実力だろうと高をくくっていたのだが、撮影してみるとズーム全域でコントラスト、シャープネスともに高く、価格以上のしっかりとした描写力を見せてくれた。円形絞りの採用によりボケ味も自然できれいだ。
さすがに開放F値は気になるが、新しい手ブレ補正ユニットの搭載により、シャッター速度で約4段分の手ブレ補正効果を実現している。だから、高 ISO感度域でもノイズの少ないEOS 50D との組み合わせなら、室内のような光の少ない条件でも、しっかりと手ブレを防ぐことができる。また、この手ブレ補正ユニットは、通常撮影と流し撮りをレンズが自動判別する機能を併せ持っているので、より的確な補正を約束する。
ズームリングは、焦点距離を保持する適度なトルクがあって操作しやすい。しかし、レンズ先端に配置されたピントリングは細く、MF時の操作性は決して良いとは言えない。また、フォーカス時にピントリングが回転する機構なので、PLフィルターを使用するときは、効果を調整するときにピントリングを回してしまわないように注意することが必要だ。
(並木 隆)






