| ニコン編 |
Dシリーズのお掃除法をニコン・サービスに聞く |
●「クリーニングキットプロ」はベテラン向けと心得よう
D70をはじめ、D2XやD2Hなどプロ用機種をラインアップするニコン。お手入れや使用上の注意点はどんなことだろう?
「デジタル一眼はほぼ全体が電子制御ですから、なにより水に弱い。D2Hはプロ向けですから少々の雨でも大丈夫ですが、D100とD70は濡れないよう気をつけてほしいですね」
万が一、水に濡れてしまったらどうしたらいいのだろうか。
「ひとまず電池を抜き、乾いた布でボディをくまなく拭いてください。それから自然乾燥をさせましょう」
土砂降りのなかでそのまま撮影していると、内部に水が入って修理不能になってしまう場合もあるとのこと。雨天の日や水辺の撮影では、カメラを濡らさないように注意しよう。
次にローパスフィルターのクリーニングや各部の清掃についてたずねた。ニコンからは「クリーニングキットプロ」という製品が、オンラインショップとサービスセンターの窓口で販売されている。
「ユーザーに日頃から心がけてほしいのは、外観のホコリをブロワで飛ばすこと。レンズも同じです。内部のクリーニングは、弊社のサービスセンターにお持ちいただく方が確実です。レンズ等のクリーニングや簡単な点検もしています」
重要な撮影の前にレンズの清掃、点検をしてもらえるなら安心だ。これはどんどん利用したい。
ところで、例のキットのついては
「クリーニングキットプロは、カメラの扱いに慣れた方がご自分でローパスフィルターやレンズを清掃できるようにと考えたキットです。その備品はニコンのサービスマンが使っているものとまったく同じです。作業を映像で説明したCD-ROMが付属していますから、それをよく見て、事前に練習してからとりかかりましょう」
プロ御用達のクリーニング道具が手に入るのはうれしい。しかし誤ってローパスフィルターやレンズにキズを入れてしまっても、それは自己責任。そのことを十分わきまえたうえでキットを使用したいものだ。
●レンズ保護フィルターがお奨め
また、レンズにキズや汚れが付くことを心配するなら、レンズ保護フィルター(ニュートラルカラーNC・L37C等)を装着することもお奨めだそうだ。ただし保護フィルターの清掃もレンズ表面と同じように行うのが条件。ブロワした後、クリーニングペーパー(シルボン紙)に無水エタノールをつけ、ムラが出ないよう、同心円状に拭いていこう。
| ● 写真で追う ニコン D70 正統クリーニング ● |
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| [1] ボディに付いたゴミをブロワで飛ばし、さらにブラシで落とす。ストロボ内蔵の機種は、ポップアップさせた状態で内部も清掃する。 |
[2] メモリーカード・スロット入り口部分のゴミもブラシで落とす。スロット内部はブロワで吹く。スロット内部にゴミを落とさないように注意。 |
[3] ローパスフィルターのクリーニングは、まず白い紙を撮影し、パソコンに取り込んでゴミの場所をチェックする。ここではパソコン画面右上にゴミが確認できた。 |
[4] 最初にミラーボックス内の清掃を行う。ユーザーはブロワでゴミを飛ばすだけにすること。ブロワはスプレー式よりゴム式がお奨め。ミラーはひじょうにキズつきやすいため、ぜったい拭かないこと。 |
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| [5] ボディにACアダプターを接続し、“クリーニングミラーアップ”にセット。それからローパスフィルターをブロワで吹く。マウント部を下に向け、ゴミを外へ落とすのがコツ。 |
[6] スティック(クリーニングキットに同梱)にクリーニングペーパー(シルボン紙)を巻きつける。ユーザー自身が行う場合は、説明用のCD-ROMを見て、内容を十分理解した上で何度も練習すること。 |
[7] シルボン紙に無水アルコールをつける。アルコールをつけ過ぎないように注意。アルコールを入れる容器(ハンドラップ)もキットに同梱されている。 |
[8] ローパスフィルターを拭く。中心から外へ円を描くように拭き、最後は周囲に沿って四角く拭き抜く。シルボン紙は一度使ったら捨てる。汚れたシルボン紙で絶対に拭かないこと。 |
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| [9] 清掃が終了したら、再び白い紙を撮影してゴミを確認。画面から消えていればOKだ。取り残したゴミがあったら、もう一度清掃する。ローパスフィルターはとても傷つきやすい部品だから、十分な注意が必要だ。 |
[10] 液晶モニターはカバーを外し、ブロワで吹いた後にクリーニングクロスで拭く。このクロスはハイテク素材でできたもの。キットにも入っている。 |
[11] ファインダー接眼部はブロワでゴミを飛ばし、シルボン紙にアルコールをつけて拭く。イメージセンサーと同様、中心から同心円状に拭く。傷つきやすいので要注意。 |
[12] 本体をクロスで拭く。液晶パネルの汚れもクロスで落とす。 |
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| [13] レンズもブロワでゴミを飛ばす。ユーザーはブロワだけで終わらせるのが安全。自分で行う場合は、シルボン紙にアルコールをつけて同心円状に拭く。 |
[14] 鏡筒はブロワしたのち、クロスで拭く。クロスも汚れたら洗うようにしよう。そのままでは、かえって汚れをすりつけることになる。 |
[15] 後玉もブロワでゴミを飛ばす。拭く作業は前玉と同じ。ただし後玉は描写に影響する部分なので、細心の注意を払うこと。 |
[16] マウントをクロスで拭いて完了。接点の部分は通常はなにもする必要はない。ついでにキャップの内側のゴミもブロワで飛ばしておこう。 |