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ペンタックスK20Dブログ 進化の玉手箱
日の出から日没、夜景まで、K20Dは頼れるパートナー
【 広田 泉 HIROTA Izumi 】
1969年東京生まれ。動体視力に秀でたオリジナルの感性と色彩感覚が鉄道写真という枠をこえ大きな注目を集める。写真展や出版で活躍するなか写真教室や撮影会などのイベントで写真の楽しさを伝えようと活動中。

※作品画像をクリックすると拡大画像とキャプションがご覧になれます。
まずはFISH-EYEズームです
 鉄道写真というと少々マニアックなイメージを持つ方も多くいらっしゃるかもしれません。でも、乗り物写真の中で最も気軽に撮影できてしまうのが鉄道写真の魅力です。
 自分がイメージしたものをパッと撮りに行けるじゃありませんか。日本の鉄道は優秀だから時刻表どおりに運行されるし。
 今回の舞台になったのは銚子電鉄です。全長6kmあまりの路線だから何度か往復してもたいした距離ではありません。その短い営業距離の中で感じたものを写真にしました。
「PENTAX K20DオーナーズBOOK」では「金色の時間」というテーマで作品を並べさせていただきましたが、このときは300mmレンズがメインだったので、今回はいろいろな焦点距離で撮影したものをご覧いただこうと思います。

 まずはFISH-EYEレンズ。
 やっぱり魚眼でズームなんて魅力的じゃないですか。
「何か使いたいレンズがあったら言ってください」と訊かれ、真っ先に答えたレンズです。
 しかし、いざ鉄道で使うとなると結構難しい画角ですね。こんなときは自分の優柔不断な性格が災いするため、他のレンズを封印してFISH-EYEレンズ1本に絞ります。
 すると、いろいろと見えてきました。
 君ヶ浜駅にある椰子の木。FISH-EYE向きの被写体です。視野率をつかみつつ車体が効果的に歪むアングルを探りながら作画しました。
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中央付近にゴーストが出てしまったけれど、光源を画面内に配置しているのだから、この状況なら、むしろレンズを賞賛すべきだと感じている。積極的に攻めた写真を撮ることができそうだ。
■DA FISH-EYE10〜17mmF3.5-4.5ED [IF] 絞りF4 1/350秒 WB太陽光 ISO200 画像仕上:ナチュラル ダイナミックレンジ拡大ON

やって来た、珍しい2両編成
 君ヶ浜駅でレンズとファインダーのキャラクターをつかむことができたので、次は本銚子駅へと向かいます。駅からちょっと歩いて撮影ポイントへ。
 安全な範囲ながらも接近して撮るわけだから体感速度はかなりのド迫力! 来たのは珍しい2両編成です。普段は1両で運用しているから2両ならではの連結シーンでも狙いましょうか。なんて言いながらも、グングン列車が迫ってきます。
photo
動体撮影の場合このシャッター速度は超スローの領域に入るからカメラの動きはしっかり被写体に同調させる必要がある。
■DA FISH-EYE10〜17mmF3.5-4.5ED [IF] 絞りF4 1/1500秒 WB太陽光 ISO200 画像仕上:ナチュラル ダイナミックレンジ拡大ON
 危うくシャッターチャンスを逃しそうになったけれど、K20Dのファインダーは見やすいので、こんなシーンでも落ち着いて撮影することができました。

 次は犬吠駅に向かいます。
 ここは駅のホームにアーチ状のモチーフがあるので、それを画面内に配置してみましょう。
 あーでもない、こーでもない。とアングルをつくっていると2人の女性が……。観光客が多いこの駅ならではのシーンです。どうやら電車を見にいらっしゃったようでチャンス到来!
 ここでは女性2人にピントを合わせたいところです。背景に姿を現す電車との距離を見て焦点距離と立ち位置を決定しました。
photo
背景の電車は質感が分かる程度の範囲までボカした。画角から入ると分かりにくいけれど焦点距離から計算すると分かりやすい。
■DA★50〜135mm F2.8ED [IF] SDM 絞りF2.8 1/2000秒 WB太陽光 ISO200 画像仕上:ナチュラル ダイナミックレンジ拡大ON

「蒼い時間」にもチャレンジ
 使ったレンズはDA★50〜135mmF2.8 ED [IF] SDM です。ズームの焦点距離は80mmに設定しました。画角こそ35mm判換算で120mmになるけれど、被写界深度と絞りの関係は慣れ親しんだ80mmそのものだから、直感的に深度を割り出すことができますね。
 シャッターのタイミングがつかみやすいK20Dなので、パンタグラフの位置も狙い通りに決まりました。

 この後は中ノ町駅に向かいK20DオーナーズBOOKの中にある「金色の時間」を撮影しました。
 金色の時間が終わるとやがて蒼い時間がやってきます。
 普通では黒つぶれ、白とびしてしまうようなシーンでもダイナミックレンジ拡大ができるK20Dなら、このとおり。
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醤油工場などを画面内に配置することで銚子の町であることを主張した。ファインダー視野率がうまくつかめない場合は三脚などでカメラを固定して背面液晶で画面の隅を確認しよう。
■DA FISH-EYE10〜17mmF3.5-4.5ED [IF] 絞りF4 1/180秒 WB太陽光 ISO200 画像仕上:ナチュラル ダイナミックレンジ拡大ON
 見事「蒼い時間」を表現することができました。
 日の出から日没。さらには夜景だって撮れるK20Dは頼もしい存在であると同時に素敵なパートナーとなってくれそうですね。



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