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2007/02/06
執筆者: 田中希美男 : 

 K10Dの手ブレ補正の話です。手ブレ補正の機能をどのようにウマく活用するか、といった話をしていきましょう。まずは基本的な話からです。理解している人にとっては少々退屈かもしれませんがちょっと一緒に付き合ってください。

 K10Dに内蔵されている手ブレ補正のシステムは ―― そうそう、ペンタックスではデジタル一眼に内蔵されている手ブレ補正システムのことを「シェイクリダクション=Shake Reduction=SR」と名付けてますが ―― 露光中に撮像素子(CCD)を動かして手ブレを目立たなくするものです。これを「撮像素子(またはCCD)シフト方式」などと呼んでいます。
 一眼レフの手ブレ補正の方式としては、K10DのようなCCDシフト方式以外に交換レンズの構成レンズ群の一部を動かしてブレを補正する方式もあります。こちらは「レンズシフト方式」と呼ばれています。この方式はブレ補正システムを内蔵した“特別なレンズ”を使わない限り、ブレ補正の効果を発揮させることはできません。
 ところがCCDシフト方式であれば、カメラボディ側にブレ補正システムを内蔵してます。だから、どんなレンズを使っても手ブレ補正の効果を発揮できる。最新型のAFレンズでも、古いMFレンズでも、ずっとずっと昔のスクリューマウントのレンズでも(この場合、マウントアダプターが必要ですが)K10Dの手ブレ補正システムを利用してブレを補正して撮影することができます。とにかくどんなレンズでも、K10Dに取り付けることのできるレンズならすべてシェイクリダクション(SR)の恩恵を受けることができるというわけです。これがカメラボディ側による手ブレ補正方式の最大のメリットであるわけです。


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2007/02/02
執筆者: 田中希美男 : 

 というわけで、お待ちどおさまでした。ようやくRAWファイルの話です。RAWファイルについては、話だせばそのタネはつきません。さて、どこまでお話しを続ければよろしいか…。

 JPEGファイルで撮影するときには、ファイルの「記録サイズ」と「JPEG画質」の二つの設定を必ずやらなければいけませんよ、と前回に話をしました。しかしK10Dでは、RAWファイルで撮影記録するときにはこうした設定の必要はありません(記録サイズをあらかじめ設定しなければならないカメラもあるのです)。設定(選択)する必要があるのは、RAWファイルの“フォーマット形式”です。
 K10DのRAWファイルには2つのフォーマットの形式があります。一つはペンタックス独自のファイル形式である「PEF」ファイル、もう一つは汎用タイプの「DNG」ファイルです。DNGファイルは汎用タイプです(Adobe Systems社が提唱)。このファイルフォーマット形式に対応した画像処理ソフトなら、ペンタックスの専用のソフトウエア(PHOTO Laboratory3)がなくてもRAW現像処理をおこなうことができます。
 しかし、ペンタックスの独自ファイルフォーマットであるPEFファイルは(基本的には)、PHOTO Laboratory3がないことにはRAWファイルを展開することができません。基本的に、とただし書きを入れたのは、最近、いくつかの画像処理ソフトやビュアーソフトで各機種の独自RAWファイルにも対応して展開できる機能を盛り込んだものもあるからです(たとえばPhotoshop CSやElementsなど)。
 ともかく、K10Dに標準添付されている「PHOTO Laboratory3」でRAWファイルを取り扱うなら、PEFファイルでもDNGファイルでもどちらでも同じことです。違うのはファイルサイズです(大きさではなく容量)。


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2007/01/30
執筆者: 田中希美男 : 

 K10Dでは撮影した画像データは、JPEGファイルまたはRAWファイルで記録することができます。
 JEPGファイルはカメラ内で画像処理をおこなった“加工済み”の画像データ。RAWファイルは画像処理をする前の“生”の画像データです。フィルムでたとえれば、撮影後に現像をすませたリバーサルフィルムがJPEGファイルですね。これに対して、RAWファイルはフィルム現像だけをすませたカラーネガフィルム、と言えなくもない。フィルム現像済みのリバーサルフィルム(ポジフィルム)は、そのままで写真として鑑賞の対象となります。ところがカラーネガフィルムは、フィルム現像をすませたあとにそれをもとにして引き伸ばしプリントをしないことには写真として鑑賞することはできません。
 しかし、ネガフィルムはカラープリントに仕上げるときに、ある程度、色調や濃度などを調整することがでるという大きな特長があります。RAWファイルもこれと同じです。ポジフィルムもJEPGファイルも、こうした色調や濃度の調整をすることが(基本的には)できません。いや、JPEGファイルの場合、やってやれなくはないのですが、加工済みのものをさらに“加工”するわけですから、結果的に良くはなりません。画質的に悪くなることを覚悟しなければなりません。


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2007/01/26
執筆者: 田中希美男 : 

 K10Dは撮影した画像データをSDメモリーカードに“一時保存”します。そのSDメモリーカードはフラッシュメモリーとよばれるもので、電源をOFFにしても書き込んだデータを保持し続けてくれる、ICを内蔵させたメモリーカードです。
 で、みなさんたちにとっては百も承知、千も合点のことでしょうけれど、デジタルカメラに使用するメモリーカードはフィルムのように1回だけの使い切り、ではありません。記録したり消去したりして何度で使えます。画像データを記録してカード容量いっぱいになれば、それをPCのハードディスクなどに移し替えて保存してしまえば、カード内に“一時保存”した画像データを消去(あるいはカードをフォーマット)して“空っぽ”にできます。そうすれば、また新しいカードと同じように使用できるのです。
 ナニをそんなわかりきったことを、ばかにするな、とおっしゃるでしょうけれど、でも、そのことを知らずにメモリーカードが画像データでいっぱいになるたびに、また新しいカードを買い足している人もいるんです。「デジタルカメラって金がかかるんだねえ」と、たくさんのメモリーカードをテーブルに積み上げて嘆いているプロカメラマンがいた。そんなウソのようなホントの話も聞きました。実話です。


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2007/01/23
執筆者: 田中希美男 : 

 好評につき(!?)、「K10Dチップス臨時特集」の第4回目です。ちょいとクドいですが、バッテリーについて少し補足。

 撮影中にバッテリーが消耗しないようにと(つまり省エネのために)頻繁にメインスイッチをOFFにする人がいるようです。が、それはあまりおすすめではありませんよ。と、そんなことを前回に少し話しました。理由は、シャッターチャンスを逃してしまう可能性もなきにしもあらず、だからなんです。それに、そんなことをしても電池の省エネのためには、あまり効果がないからです。
 K10Dに限らず、コンパクトカメラも含めてカメラには「オートパワーオフ」という機能が備わっています。メインスイッチをONにしたままでも、カメラを操作しなければ一定時間になると自動的に電源がOFFになるというものです。ただしこれはメインスイッチOFFとは少し違います。擬似的に電源OFFになるだけです。ちょうど“仮眠”しているかのようになるために、これを“スリープ状態”になるとも言います。情報表示パネルの表示が消えてメインスイッチOFFにしたのと同じ状態になります。


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