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JPEG記録の追加で使い勝手が大幅に向上
多くのデジタルカメラがベイヤー方式と呼ばれる、RGB各フィルターが市松模様に配置された撮像素子を使っているなか、シグマSDシリーズのフォビオンX3のみが3色のフィルターを垂直方向に重ねた構造を採用している。この方式だとモアレ除去のためのローパスフィルターが不要になり、シャープで解像感のきわめて高い画像が得られる。また、撮像素子サイズが小さくても、フォトセンサーのピッチを大きく確保したまま高画素化できるメリットもある。SD14のフォビオンX3の画素数は一層が約470万画素(2652×1768ピクセル)。これが3層になっているため「約470×3層」で有効画素数が約1,400万画素相当になるわけだ。
SD14では、RAWにくわえてJPEGでも記録できるようになり使い勝手が飛躍的に向上した(同時記録ができないのは少し残念だが)。RAWは3種類のファイルサイズを選べる。JPEGは、4種類のサイズと3種類の圧縮率を組み合わせられる。RAWは、付属ソフト「SIGMA Photo Pro 3.0」によってTIFF(8bitまたは16bit)やJPEGに変換して保存できるほか、現像時に「2倍保存モード」を選べば最大1,858万画素(5280×3520ピクセル)の大きなファイルにすることも可能だ。JPEGファイルは、撮影時に「スーパーハイモード」を選べば約1,415万画素(4508×3072ピクセル)として記録保存できる。
シャッター、AF、ファインダー…操作性も大幅向上
シャッターは約10万回の耐久性を実現。動作時のゴミ発生を最小限に抑える設計がされた。SD14で撮影してもっとも感心したのがそのフィーリングだ。旧型に比べると“まったく違う”と言っていいほど軽やかでショックが少ない。事実とてもブレにくいカメラに仕上がっていた。
ボディ内へのゴミの侵入を防ぐダストプロテクター(特殊光学ガラス)は今回、形状が変更されて取り外しが(少しだけ)容易になった。液晶モニターも2.5型の大画面に変更され、メニュー画面の表示文字も大きくなって格段に見やすくなったし、ピント等の確認もしやすくなった。
連写速度はRAW、JPEGにかかわらず最高3コマ/秒(従来は約1.9コマ/秒)で、最大6コマまで連続撮影ができる。
ファインダー倍率は0.9倍で、SD9・SD10の0.77倍に比べて大幅に向上。またSD9・SD10で実画面の周囲を半透明にマスキングしていたスポーツファインダーはお役ご免になった。
AFも中央1点測距から5点式(中央クロスセンサー)へと進化。測距性能も相当によくなっている。なによりもスーパーインポーズ表示になったことが使い勝手を向上させた。
SD14では、内蔵フラッシュが搭載されたことが新しい。手動ポップアップ式でGNo.11、照射角度は焦点距離17mm(28mm画角相当)をカバーする。調光補正も1/3EVステップで±3EVまで設定可能だ。フラッシュ同調速度は1/180秒以下。また外部の大型ストロボとシンクロさせるためのシンクロターミナルソケットもあらたに設けられた。スタジオなどでの大型ストロボを使った撮影での利便性を高めた。
露出モードダイヤルが設けられたことも新しい。P/A/S/Mの選択をボディ上部の大型ダイヤルで行い、各種機能の設定や変更およびセットアップはおもにメニュー画面とファンクションボタンで行う。しかも、撮影中に使用頻度の高いISO感度、ホワイトバランス、画質(RAWかJPEGか)、そして画像記録サイズの4種類についてはボディ背面の「クイックセットボタン」で瞬時に液晶モニターに設定画面を呼び出せる。このボタンのおかげで操作性は旧型に比べて格段に向上した。
シャープで解像感の極めて高い画像
SD14の改良されたフォビオンX3センサーによる撮影画像は、従来のSD9やSD10からの独特の色調と切れ味の良いシャープな画質傾向をきちんと受け継いでいる。ただ、画素数がアップして解像度が高くなったせいか(それとも画像処理の問題か)、少しジャギー(斜め線のぎざきざ)が目立つことがあって、これが唯一気になった。しかし、従来機種では高輝度の赤や黄色の被写体を撮影すると色飽和する傾向があったのだが、それはほぼ改善されていた。ローパスフィルターを使用していないため、画像の切れ味や解像感がとても高いのは、SD14の大きな魅力のひとつだ。
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| 主なプロフィール |
| ● | 平成18年9月26日発表 |
| ● | 平成19年3月6日発売 |
| ● | 有効14メガピクセル FOVEON X3 |
| ● | コンパクトフラッシュカード /マイクロドライブ |
| ● | 5点AF |
| ● | 8分割測光 |
| ● | 2.5型液晶モニター |
| ● | フラッシュ内蔵 |
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無骨な印象だったSD10などに比べ、ずっとスマートでホールディングもしやすくなった。そのほか、AF補助光窓や調光補正ボタンがくわわったのが特徴。 |
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左にドライブ系、右にシンプルな露出モードダイヤル(SD10はシャッターダイヤル兼モードレバー)を配した。フラッシュが登場し記録画素数とISO感度設定ボタンは上面から姿を消した。 |
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SD10の1.8型から2.5型になったモニター。ボタン配置も見直され、なかでもISO/WB/画像サイズの設定に飛べるクイックセットボタンの登場が画期的。 |
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