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D60で初おめみえの「エアフローコントロールシステム」
ゴミやホコリはレンズ交換のときにカメラに入る…という知識を持たない人が使うであろうエントリークラスにこそダスト対策は必須だ。D60では、大きく2つの対策を追加した。まず、「イメージセンサークリーニング」。D300で登場した、ローパスフィルターを振動させて付着したゴミやホコリをふるい落とす仕掛けだ。振動も一律ではなく3種類の共振周波数で振動させるので、きめ細かい除去が可能という。電源のON/OFFに連動するほか、メニューで任意に働かせることもできる。
次が、世界初の「エアフローコントロールシステム」だ。シャッターレリーズ時のミラー作動でミラーボックス内に空気の流れが発生、これがもとでゴミやホコリがローパスフィルターに付着することに着目、ミラーボックス底部に設けた「空気流制御穴」でその空気の流れを変えてゴミやホコリの付着を軽減させる新発想の機能だ。
「EXPEED」と「アクティブD-ライティング」の採用
D3、D300以降に発売されるすべてのニコン製カメラに採用される画像処理コンセプト「EXPEED」。ニコンの画像処理に対する思想、ノウハウ、テクノロジーを集大成した概念で、ゆたかな階調、鮮やかな色再現を実現している。たとえばノイズ低減機能を使用すると、ISO400を超えると自動的にノイズ低減処理を実行し、高感度でもクリアな画像が得られる、といった具合。D60はD40xと同じ有効10.2メガピクセルのニコンDXフォーマットCCDセンサーを採用しているけれど、画像処理コンセプトが異なるため、ある意味まったく写りの異なるカメラになっている。
ただ、D3とD300に採用された「ピクチャーコントロール」は採用されず、従来の「仕上がり設定」のまま。[標準/ソフトに/鮮やかに/より鮮やかに/ポートレート/白黒/カスタマイズ]が選択できる。ユーザー層を考慮し、わかりやすさを求めた結果だろう。
いっぽう、D3、D300で大好評のアクティブD-ライティングは搭載された。撮影前に設定することで、目で見た印象に近いコントラストに自動補正して記録する機能は、画像全体を調整するのではなく、局所的にハイライト部やシャドー部、および中間調の階調を制御する。ちょうど覆い焼きと焼き込みのようなことを撮影時にやってのける。ただしD3、D300では効果を[強め/標準/弱め]から選択できたが、その選択はない。
アイセンサー登場。画像編集、情報画面も充実
ファインダーを覗くと、アイセンサーが反応して液晶モニターが自動消灯し、顔を離すと自動的に点灯。まぶしさを解消してくれるとともに、節電にも一役買っている。
モニターの情報画面は従来どおり「クラシックデザイン」「グラフィックデザイン」「壁紙デザイン」から選べる。しかし「グラフィックデザイン」では、新たにモードダイヤル操作時にダイヤルがグラフィック表示され、実物のダイヤルを見なくてもよくなった。また、カメラを縦に構えると縦表示するようにもなったのもうれしい。
D60の最後で最大の特長は、画像編集の充実だ。ニコンはD80以来、撮影後にカメラ本体で(PCを使わなくても)レタッチや加工を可能にしてきた。D60ではその編集機能が一段と拡充され、[簡単レタッチ/D-ライティング/赤目補正/トリミング/モノトーン/フィルター効果/スモールピクチャー/画像合成/RAW現像/ストップモーション作成/編集前後の画像表示]が行える。最大100コマまでの撮影画像をつなげて動画を作成できる「ストップモーション作成」機能もある。とまれ、完成品を見て気に入らなかったら何度でもやり直せるのが画像編集のよいところ。加工後と加工前を並べて表示できる機能を併せて使いたい。
その他の性能として、感度はISO100〜1600で、ISO1600に対して1段増感可能。連写は約3コマ/秒・連続6コマ(RAW)、JPEG/NORMAL/Large 連続100コマが可能。3点測距AFシステム、3D-RGBマルチパターン測光 III (D・Gタイプレンズ時)、8種類のデジタルイメージプログラム、ペンタミラー式ファインダー、2.5型23万ドット液晶モニターはD40xと共通だ。エントリーモデルとはいえ上級者が使っても十分に楽しめるD60。D3やD300のサブカメラにもいいか。
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