平成16(2004)年11月に発売された smcペンタックス-DAズーム18-55mm F3.5-5.6 ALが“ II ”にモデルチェンジした。デザインや大きさは旧モデルと同じく非常にコンパクト。しかも重量はわずかではあるが5gの減。K100Dクラスはもちろん、K10DやK20Dに装着してもしっくりくる。実質画角は35mm判換算で焦点距離27.5〜84mm相当だ。
デビューから3年半経った旧モデルから大きく変わったのは、レンズ光学系だ。旧モデルが9群12枚だったのに対し、新モデルは8群11枚。レンズ枚数が少ないということは、それだけ光の透過率が高くなるのでヌケのよい画像が得られることにつながる。さらに反射面も減ることで、フレアやゴーストの発生に対しても有利になる。もちろん軽量化にも効果的だ。このあたりは、高精度のハイブリッド非球面レンズや異常低分散ガラスの採用のおかげだろう。
実写した結果も良好だった。ワイド側の絞り開放はシャープネスがやや物足りないものの、絞りを1段絞ると解像感がグンと増す。テレ側も絞り開放でわずかに柔らかさを感じるが、同じく1段絞っただけで解像感やコントラストが上がる。「キレ味鋭い」と言うほどの印象ではないが、周辺部の光量低下も少なく、安定した性能を持っていると言えるだろう。
ズームリングは幅広で扱いやすい。動きは軽いが滑らかなので、微調整も楽だ。いっぽうレンズ先端にあるピントリングは細めで、一見すると使いにくそうに思える。しかしこのレンズを装着したカメラをホールドすると、ちょうど人差し指と親指が自然にピントリングにフィットするので、MFでもストレスを感じることはなかった。ボディ内モーターによるAF駆動ながら、合焦後にMFによる調節が可能というのもユーザーにはうれしい配慮だ。
普及タイプながらレンズ前面にSP( Super Protect )コーティングをしっかり施してあるので、汚れには強い。金属マウントを採用し、信頼感が高いのも魅力だ。気軽に撮影する常用レンズとしての完成度は高いと感じた。
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