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ブラッシュアップされた画質。デフォルトはレタッチ前提か?
K20Dは、カメラグランプリ2007を受賞するなど大成功を収めたペンタックスK10Dの後継機だ。外観的には、液晶モニターが少し大きくなったことや外部ストロボ用のシンクロ接点が新設されたこと、ペンタ部のPENTAXロゴが微妙に変わったことくらいしか違いはないが、撮像素子が約1,000万画素CCDから1,460万画素CMOSへとパワーアップされるなど、デジタル部分に関しては大幅にブラッシュアップされている。
まず期待してしまうのは、1,460万画素という高画素による解像感の高さだが、初期設定のままではシャープネスが[マイナス1]にセットされていることもあり、思ったよりネムい印象を受ける。
が、これはシャープネスを適切に調整することで、画素数相応の非常に解像感の高い画像にすることが可能だ。レタッチ耐性などを考慮してもともとのシャープネスを低めに設定してあると思われるが、このあたりが正しく理解されないと「高画素の割に解像感が低い」と誤解されるおそれがある。
新たに搭載された「カスタムイメージ」は、キヤノンのピクチャースタイル、あるいはニコンのピクチャーコントロールのように、画像仕上をいくつかのプリセットで用意し、ユーザーが選択できるようにした機能。K20Dの場合、初期設定(デフォルト)では[ナチュラル]が選ばれている。選択肢はほかに[あざやか][人物][風景][雅(MIYABI)][モノトーン]などがあり、和テイストな[雅(MIYABI)]などは他社にはない新機軸として面白い。
JPEG画像も撮影直後ならその場で救済可能
撮影直後のバッファメモリーに残っている画像データ(JPEGのみ)を利用して、撮影時とは別のカスタムイメージを適用し、その画像を元画像とは別に新規保存できるのは有意義な機能といえる。実はこのバッファメモリーに残っている画像の再利用は、カスタムイメージだけでなく、ホワイトバランスの変更にも活用できる。たとえば日中に誤って「白熱灯」モードで撮影してしまった場合でも、「太陽光」や「オート」などの適切なホワイトバランスに変更し直して新規保存することが可能だ。
RAW画像であれば現像時にホワイトバランスを変えることはいくらでも可能だが、JPEGでも撮影後にホワイトバランスを変更できるということは画期的。とくに撮り直しのきかない決定的瞬間を間違ったホワイトバランスで撮影してしまったときなどは、この機能のありがたみが身にしみてわかるはずだ。
ただし、この機能はバッファメモリーに残っているデータを利用する関係で、もっとも直近に撮影した“最後の1枚”にしか適用できないことと、いったん電源をオフにしてしまうと適用できないことを覚えておく必要がある。
このほか、白とびを抑え、ハイライト側の階調再現性を向上させる「ダイナミック拡大機能」や、エッジを太くすることなくシャープネスを強調することができる「ファインシャープネス」など、実際の撮影で役立ちそうな機能がK20Dには数多く搭載されている。AF性能や連写性能に関してはK10Dのままで、ほとんど改善されていないのは残念である。しかし、3段階の効果やオフが選べる高感度ノイズリダクションを含め、画質面での大幅な機能向上の魅力は強烈だ。
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| 主なプロフィール |
| ● | 平成20年1月24日発表 |
| ● | 平成20年3月7日発売 |
| ● | 有効14.6メガピクセルCMOS (APS-Cフォーマット) |
| ● | ISO3200 (カスタムでISO6400可) |
| ● | センサーシフト式手ブレ補正 |
| ● | センサー振動式ゴミ除去 |
| ● | SDHCメモリーカード SDメモリーカード |
| ● | 11点AF |
| ● | 16分割測光 |
| ● | 2.7型液晶モニター |
| ● | ライブビュー |
| ● | フラッシュ内蔵 |
| ● | 防塵・防滴 |
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ボディサイズはK10Dと同じ。見た目もブランドロゴと機種ロゴが変わったくらい。左側面にXシンクロソケットが新設された。 |
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真上からの眺めは、シャッターボタンがシルバーメタルからブラックになったりくらいしか違いを見いだせない。 |
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K10Dよりひとまわり大きい2.7型モニターを搭載。ライブビューも可能になった。カードカバーのレバーが大きくなるなど改良の跡も。 |
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