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オリンパス E-520 (ベータ機)
  (7916 ヒット)
異次元の速さを誇るハイスピードイメージャAF
 上位機種の E-3 と同等の高画質が得られるという1,000万画素の新・Live MOSセンサーと画像処理エンジン 「TruePic III 」 、最大4EVステップの補正効果を実現したボディ内手ブレ補正機構、ライブビューでコンパクトデジタルカメラと同じ感覚でAF撮影できる 「ハイスピードイメージャAF」、顔を自動的に認識しピントも露出も自動制御する 「顔検出」、顔も背景もきれいに写す 「フェイス&バックコントロール」 などなど、オリンパスの持てる技術を惜しみなく投入。もちろん、もはや定番とも言えるダストリダクション 「SSWF」 も健在と、まさにスキなしの新型機だ。
 AFライブビューは、すでに他メーカーからもコントラストAFでピント合わせができるデジタル一眼レフカメラが出ているが、E-520 は、その合焦スピードが別次元。ジッとしているのが苦手な子どもにも素早くピントを合わせ、撮影できる。ピント合わせに手間取って、待ちくたびれた子どもがどこかへ行ってしまうなんてこともない。
 使い勝手は、まさにズームコンパクトカメラに近い感覚。携帯電話のカメラやコンパクトデジタルカメラでは当たり前のライブビュー撮影に慣れきってしまい、ファインダーを覗いて撮ることが苦手な人にもなんなく使える。家族を撮る、家族で互いを撮りあうなど、家中みんなで楽しめ、さらに写真愛好家なら本格的な作品創りにものぞめるフレキシブルなデジタル一眼が E-520 だ。
ピントと露出を自動制御。階調オートの実力は高水準
 「顔検出」 と 「ハイスピードイメージャAF」 を駆使してポートレートを撮影してみたが、予想以上に快適だった。
 ポートレート撮影は通常、(1)フレーミングをし、(2)ピントを合わせるべき顔や瞳に一番近いAFエリアを選択。(3)フレーミングとAFエリアが一致しない場合は、AFエリアにフレーミングを合わせる → いったんフレーミングを変えて最も近いAFエリアでピントを合わせてAFロックする → (4)フレーミングを元に戻してシャッターを切る、という具合だった。
 しかし、E-520 は液晶画面でフレーミングするだけでOK。あとは自動的に顔の位置にAFエリアがセットされピントを合わせてくれる。人物がポーズを変えたり、こちらがフレーミングを変えても、そのつど手動でAFエリアを再設定する必要がない。さすがに光学ファインダー撮影時 (位相差AF) よりは遅い。しかし、フレーミングしてピントを合わせるべき箇所にピントを合わせシャッターを切るという一連の動きなら、同等か、それ以上のテンポで撮影できる。
 「顔検出」 は、AFのみならず露出も制御してくれる。被写体が人物以外 (あるいは顔検出OFF) だと、画面全体のバランスで露出が決定されるが、いざ顔を検出すると、全体のバランスを考慮しつつも顔をきれいに写すように露出が決定される。顔検出ONでは 「階調」 も 「オート」 に設定され、背景がとびすぎないように画像処理が施される。
 筆者は、ふだんは何度か試し撮りをし、ハイライト警告とヒストグラムを見ながら顔と背景とがバランスする露出を決めているし、そのあとに画像ソフトで時間をかけて階調をコントロールしている。しかし、E-520 はそんな苦労は必要なく、一瞬で好ましい仕上がりの写真が得られる。それも、画像処理がバレバレの感じではなく、特別なことはなにもしていないようなごく自然な状態で仕上がっている。
 最後に、E-520 のボディ内手ブレ補正機構はタイムラグがまったくないことを報告して締めくくろう。初心者が一気にシャッターを押しても、突然のシャッターチャンスに慌ててシャッターを切っても効いてくれる。シャッター半押しから手ブレ補正機構が効き始めるまで一呼吸が必要なレンズ内手ブレ補正よりも、チャンスに強いのは間違いない。
主なプロフィール
平成20年5月13日発表
平成20年5月29日発売
有効10メガピクセルLive MOS
ISO1600
センサーシフト式手ブレ補正
超音波防塵フィルター
xD-ピクチャーカード
/コンパクトフラッシュ
/マイクロドライブ
3点AF(LV時11点AF)
49分割測光
2.7型液晶モニター
AFライブビュー
フラッシュ内蔵
発表時ニュースを読む
オリンパス E-520 フロント
基本的なサイズは先代の E-510 と一緒。前から見て大きく異なるのはグリップ形状だろう。ずっと丸みを帯びた握りやすいものとなっている。
オリンパス E-520 トップ
上から俯瞰した E-520 は従来型とほとんど変わらない。モードダイヤルのデザインと素材が変更されているぐらいか。コンセプトはE-420 と近い。
オリンパス E-520 リア
E-510 の2.5型から2.7型となったモニター。視認性の高いハイパークリスタル II 液晶 で、パーフェクトショットプレビュー画面が見られる。

 

作例1 ● ライブビュー撮影
写真をクリックすると拡大画像<640×480>になります。
作例2 ● ファインダー撮影
写真をクリックすると拡大画像<640×480>になります。
作例1 作例2
フレーミングしてシャッターを押すだけできれいに撮れる。ピント位置、露出、背景との露出バランスはカメラが的確に判断してくれる。
■ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 プログラムAE(F6.3 1/125秒) JPEG/L・SF WBオート ISO100
動きまわる子どもを光学ファインダーで撮影。一眼レフならではのレスポンスだ。ファインダーとライブビュー、状況に応じて選択すればいい。
■ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 プログラムAE(F5.6 1/200秒) JPEG/L・SF WBオート ISO100
 
作例3 ●
写真をクリックすると拡大画像<640×480>になります。
作例4 ●
写真をクリックすると拡大画像<640×480>になります。
作例3 作例4
中核機とはいえ、その画質はベテランやハイアマチュアの作品創りにも十分に応えられる実力を持っている。
■ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 プログラムAE(F6.3 1/125秒) JPEG/L・SF WBオート ISO100
ZUIKO DIGITAL はもちろん、OM レンズでも焦点距離 (8〜1000mm) を設定して手ブレ補正が使える。ボディ内方式の大きなメリットだ。
■ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 プログラムAE(F6.3 1/125秒) JPEG/L・SF WBオート ISO100

※作例はβ機(試作機)のもので、製品版と異なる場合があります。
作例写真のサムネイル画像と拡大画像は、Web用に解像度と圧縮率を変更しています。
また、著作権者とモーターマガジン社の許可なくこの画像を二次利用することを禁じます。

主な仕様 ●有効画素数:1,000万画素(カメラ部)/1,180万画素(撮像素子) ●撮像素子:4/3型Live MOSセンサー ●撮像感度:オート/マニュアル(ISO100/200/400/800/1600) ●画像形式:静止画JPEG/RAW(同時記録可) ●記録メディア:コンパクトフラッシュカード(Type I・II )/マイクロドライブ/xD-ピクチャーカード ●ファインダー:アイレベル、視野率95%、倍率0.92倍(視度調整付き) ●フォーカス:3点測距、シングルAF/コンティニュアスAF/MF/シングルAF+MF/コンティニュアスAF+MF ●シャッター:電子制御フォーカルプレーン、60〜1/4,000秒、バルブ(最長30分)、X=1/180秒 ●ドライブ:約3.5コマ/秒、最大8コマ(RAW時) ●測光方式:49分割デジタルESP/中央部重点平均/スポット(ハイライト・シャドーコントロール付き) ●露出制御:オート/プログラムAE(プログラムシフト可)/絞り優先AE/シャッター優先AE/マニュアル/シーンプログラムAE×5種/シーンセレクトAE×20種 ●モニター:2.7型(約23万画素)TFTカラー液晶、輝度調節付き ●フラッシュ:TTL調光、GN12(ISO100)、調光補正±3EV、フラッシュブラケット3コマ ●電源:リチウムイオン充電池 ●サイズ:W136×H91.5×D68mm(突起部除く) ●本体重さ:約475g
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