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キヤノン EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
  (3413 ヒット)
普及レンズが 「Lレンズ」 より良い場面もある
 「標準レンズを使いこなせ!」 と昔から言われている。昔の標準レンズ、つまり単焦点の50mmは、いまではレンズキットに同梱されることの多い標準ズームがそれに当てはまるのだろうか。
 鏡胴前部を赤く細いリングで飾った “Lレンズ” はよく写る。だからといって、 「L」 ではないレンズがちゃんと写らないかと言えば、決してそんなことはない。十分に写るのだ。
 では実際に、“Lレンズ” と今回テストした EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM の両方を持っていたとしたら、このレンズをどのようなシーンで使うだろうか。
 私の場合、鉄道写真とは言っても人物を撮ることが頻繁にあり、鉄道会社の社員さんや乗客の方々が被写体になる。撮影したい旨を申し出て (許可をもらい) 撮らせてもらうにしても、相手はモデルさんではない。ふつうの人なのだ。だから、見るからに立派な大口径レンズより、このコンパクトなレンズを向けられたほうが緊張感は減るように思う。結果、自然な表情をとらえることができるのだ。
 また、広角側で撮影するときは、被写体に思いっ切り寄りながら撮影することが多い。そんなときも、大口径レンズよりは、このEF-Sレンズの方が威圧感を与えにくい。そう考えると、EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM は取材用、スナップ用としてかなり使えるレンズではないだろうか。ちなみに、EOS 50D のようなAPS-CフォーマットのEOSデジタル一眼レフカメラに装着したときの画角は、35mm判換算で27〜136mm相当となる。
 そのうえ、シャッタースピードに換算して約3段分の補正効果を有する手ブレ補正機構 「IS」 が装備されていることもあり、ブレに対する安心感は高い。失敗を恐れず、攻めた写真が撮れるはずだ。このような感覚的なこともレンズの戦闘力だと私は考える。キット用レンズだからと敬遠する人も多いけれど、まずはとことん使ってみよう。
(広田 泉)
主なプロフィール
平成16年8月20日発表
平成16年9月18日発売
標準ズーム
デジタル専用
(APS-Cフォーマット)
手ブレ補正機構 IS
超音波モーター

 

キヤノン EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM
使用頻度の高い27〜136mm相当をカバーする。インナーフォーカス、約3段分の手ブレ補正、リングUSMとフルタイムマニュアルなど、基本機能は現在でも十分通用する。

 

● 作例1
写真をクリックすると拡大画像<640×427>になります。
● 作例2
写真をクリックすると拡大画像<640×427>になります。
作例1 (C) 広田 泉 作例2 (C) 広田 泉
SLのロッドに注油するスタッフの方。低い位置からの写真が欲しかったため、EOS 50D のライブビューにて撮影。
■EOS 50D マニュアル露出 (F4 1/100秒) WB太陽光 ISO100
オープン客車からコックピット内に手を伸ばし撮影したもの。走行中ということもあり振動もそれなりにあるなか、IS が威力を発揮した。
■EOS 50D マニュアル露出 (F5.6 1/25秒) WB太陽光 ISO100

※作例写真のサムネイル画像と拡大画像は、Web用に解像度と圧縮率を変更しています。
また、著作権者とモーターマガジン社の許可なくこの画像を二次利用することを禁じます。

主な仕様 ●焦点距離 : 17 - 85mm ●対角線画角 : 78°30’ - 18°25' ●開放絞り : F4 - F5.6 ●最小絞り : F22 - F32 ●絞り羽根 : 6枚 ●レンズ構成 : 12群17枚 (非球面レンズ 1枚) ●最短撮影距離 : 35cm ●最大撮影倍率 : 0.2倍 ●フィルター径 : φ67mm ●最大径×全長 : φ78.5×92mm ●重さ : 475g
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