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キヤノン EOS 5D Mark II
インタビュー風景
2008年9月17日発表/2008年11月29日発売

 3年間の沈黙を破って、EOS 5D の後継機 「Mark II 」 はデビューを果たした。意外にも、外観デザインや大きさは従来機に近い。しかし、機能や性能はさすがに “3年” の進化を見せた。次世代映像エンジン 「DIGIC 4」 「2,110万画素フルサイズCMOSセンサー」 「フルHD動画」 「AFライブビュー」など、あらゆる箇所に手が入っている。開発チームに、設計過程の苦労や、新機能のもたらす効果を率直に訊いた。

インタビュアー:田中希美男/撮影:写真部
収録:2008年11月
 

動画も含めて、どんなユーザーを想定したのでしょう

田中 「EOS 5D から 3年ぶりのモデルチェンジ。長い時間を要しましたね」
松本 「そうですね。長かったです」
田中 「なぜ 3年もかかったんですか」
立花 「非常に悩みましたが、5D の名前がつくからには、良いものにしなければならないということを考えました。このクラスのカメラは、中途半端に出すのが一番良くないということもあります」
田中 「では、5D Mark II は、どういうユーザーを念頭において開発したんですか。5D と同じユーザーをターゲットにされたんですか」
松本 「基本的には 5D のユーザーと大きく変わっていません。35mmフルサイズを安く、なおかつ銀塩で達成していた高画質をデジタルで達成したい方。そういう方をターゲットとしました。さらに、今回は幅広いターゲットにしたいという意気込みもありました」
田中 「上の方のユーザーに広げたい?」
松本 「トップから中級者くらいまでに広げたいと考えています。フルサイズの、この画質はいいんだぞ、というのをアピールしたいと思っています」
田中 「CA (クリエイティブ全自動) モードが入っているのも、そういう意味なんでしょうか」
松本 「そうですね。ともかく最高画質を望むお客様が一番のメインターゲットになります。ただ、プロでも1D系までは必要ない、と考えている方はいらっしゃると思います。そういう方も含めて満足して頂けるカメラをつくりたいと考えていました」
田中 「実際、いままでの 5D よりももうちょっとユーザーの幅が広がるとお考えですか」
松本 「広がると思います。このカメラに関しては、ユーザーの縦方向だけではなく、動画という機能を追加したことで、横方向に広がりが出るのではないかと考えています」
田中 「いまお話が出た動画について少々うかがいます。動画の活用法としては、どういうことを想定されているのですか」
松本 「なかなか難しい質問ですね。最初は我々も、一眼レフに動画機能は本当に必要なのか、という議論から始まったのです。その点は、商品企画部門を含めて侃侃諤諤したのだろうと想像します。ただ、搭載するのであれば一番いいものを搭載しようということで、今回のスペックになったのです。では、どうやってお客様に使って頂くのか、ということを考えたときに、最初は一眼レフならではのシステムをフルに生かした、新しい表現の動画ができないかということでした。たとえば、フィッシュアイを使ったり、TSレンズを使ったり、あるいは超望遠で大口径のレンズで本当にバックをボカしたり、といった使い方です。ビデオでは絶対に撮れないぞ、と。逆に言うと、このカメラで映画が撮れるんだぞ、という意気込みでした」

開発側からイチオシの機能を挙げてください

田中 「5D Mark II にはたくさんセールスポイントがあると思います。第一に挙げられるのは、画質ということですね」
松本 「いかに最高画質を達成するかという点は苦労しました。画質は画素数だけでは決まりません。ダイナミックレンジしかり、ISO感度しかり、あとは、各種補正関係ですね。DIGIC 4を搭載していますけれども、それもしかりです」
田中 「高画質を低価格で実現することですね」
松本 「そうですね。それがやはり一番大きいです」
田中 「企画側の人と開発側の人に聞きたいんですけれども。ここが5D Mark II の一番の魅力ですよ、ということを。まずは、企画側の立花さん」
立花 「撮影領域の拡大という面では、いままで撮れなかったものが撮れるというところにこだわりました」
田中 「ISO感度しかり、動画しかりということですか」
立花 「そうですね。ひとつだけ挙げてと言われると悩みますが、この 2つはアピールしたいですね。高 ISOにしたら何がいいのかと言いますと、手ブレだけではなくて被写体ブレも防げるわけです。その効果は非常に大きいと思います。具体的には、いままでF2.8 のレンズでしか撮れなかったシーンがF5.6 でも撮れるということです。撮れる撮れないというところで言うと、完全に動いてしまっていた被写体が止められるようになったということです。2段分の感度アップは、相当大きいと思います」
田中 「開発として、ぜひ使って活用してください、という機能はありますか」
服部 「画像処理の観点から言いますと、ひとつに絞れません。5D Mark II になりまして、いくつか新機能が入りました。高輝度側・階調優先ですとかオートライティングオプティマイザ、レンズ周辺光量補正ですね。そのなかでもとくに周辺光量補正については、5D Mark II がフルサイズセンサーですので、より効果が実感できます。積極的に使っていただきたい機能ですね」
田中 「これをオンにしておくデメリットって、何かありますか?」
服部 「基本的にオンで使ってもらえればいいと思います。もちろん、レンズの味が逆に消えてしまうと考え、オフで使いたいという方もいらっしゃるとは思います」
田中 「レンズの味が消えてしまうという人はオフにしても良いという意味ですよね。つまり、周辺光量が落ちてたほうがいいと思ってる人。僕なんかもそうなんです。ちょっと落ちてたほうが好きなんですけども、そういう人のためにということですね。ところで、高輝度側・階調優先は、1Ds Mark III から入っていますよね。何か違いがあるんですか」
服部 「機能としては同等のものが入っています」
田中 「松本さんは、いかがお考えですか」
松本 「このカメラを使っていただく限りは、やはり 1Ds Mark III と同じ絵を撮れるのだということを強調したいですね。ぜひ、その絵をみなさんに堪能していただきたい。そのために、いろいろな技術を盛り込んでいるのです。やはり、なんといっても出てくる絵、これをみなさんに、ぜひ体感してもらいたいと考えています」
田中 「ということは、いいレンズと組み合わせてということですよね」
松本 「そうですね」
田中 「では、次に遠山さん」
遠山 「私は電気屋なので、まずはCMOSセンサーが新規になって高感度高画質というところが特徴だと考えています。それをサポートするDIGIC 4 。それに付随して動画が撮れるようになりましたし、HDMI のハイビジョンの出力もできるようになりました。これらが一番の特徴なのですが、そのほかにも、外光を検知して液晶モニターの明るさを自動的に変える機能などが挙げられます。電池も今回、新しくなりました。新規に、残量などの詳細情報がわかるようになりました。前の電池に比べると低温下での性能が向上しています。いままで低温で撮れなかったというところもかなり改善してきましたので、ぜひその辺を使ってみて欲しいですね」

AFで変わったところはありますか?

田中 「ここからは、皆さんの担当についていろいろお伺いします。防塵防滴仕様ということなのですが、防滴に関してはどれくらいまで大丈夫なんですか」
松本 「具体的な数字でちょっと表現できないのですが、たとえるならば銀塩の頃の EOS-1 、EOS-1N 。いわゆる銀塩時代の初代のプロカメラですね。あのレベルの防塵防滴はできます」
田中 「おっ! じゃあ、大雨大丈夫じゃない」
松本 「まあ、霧雨程度だったら問題なく使えると思います。さすがにザーッと降られると厳しいですが」
田中 「普通の雨ていどだったらそんなに気にしなくていい?」
松本 「気にしなくて大丈夫だと思います」
田中 「AFが9点プラス アシスト6点。これは従来の 5D と同じですね」
松本 「そうですね。同じです」
田中 「何か変わっているところはありますか」
松本 「アルゴリズムに関しては、5D からユーザーのいろいろな声をいただいていました。その辺をチューニングしまして、良くしていこうとしています。あとは光源の検知機能を追加しています。蛍光灯下だと、波長の関係でわずかにピントがずれる場合がありましたが、その点を検知して補正をかける機能などを追加しています」
田中 「キヤノンのカメラで 9点プラス アシスト6点というのは5D 系だけですよね」
松本 「はい」
田中 「連写コマ数は 3.9コマ。これもまた微妙な数字ですね。なぜ 4コマにしなかったのかなって思いますが。4コマはハードルが高かったのですか?」
松本 「最後の最後まで開発部門でチューニングしまして、0.1 秒単位で時間を詰めていったのです。しかし、一歩及ばずというところでしたね」

ライブビューと静音撮影。3つあるモードの違いは?

田中 「ライブビューでAFが3つ選べますよね。クイックモードとライブモード、顔優先ライブモード。それぞれの違いを教えていただけますか。クイックモードというのは位相差。ライブモードというのは…」
池田 「撮像面でAFを行っています」
田中 「顔優先ライブモードは?」
池田 「測距点を顔認識して、顔に測距点が自動的に移動するというモードです」
田中 「測距点が顔に自動的にいくというだけですよね。そこから自動ではピント合わせをしない」
池田 「ピント合わせは、AFスタートボタンで行います」
田中 「すると、大きく分けると 2つなのですね」
池田 「そうです。クイックモードとライブモードです。2種のライブビューモードも測距点を四角の枠の中で合わせるか、顔に測距点が自動的に移動するかという違いだけです」
田中 「静音撮影にもモードが3つありますね。モード1 、モード2 、それと 『しない』 という。これの違いは?」
遠山 「通常ライブビュー中はシャッターが開いた状態になっています。静音撮影の場合、先幕はメカニカルシャッターではなく電子シャッターで露出制御が行われます」
田中 「モード2 は?」
遠山 「モード2 は、シャッターボタンを押して戻したときにチャージをする。それまで音がしないモードです。より静かになる。その代わりすぐにチャージしないので、次のコマを撮るときには 1回シャッターボタンを戻さなければ次の撮影に進みません」
田中 「モード1 、モード2 、しない、のなかでは一番静音、静かに撮影をしたいというときにはモード2 を選べばいいということですね」
遠山 「はい」

ゴミ対策でいろいろ訊きたいことがあります

田中 「撮像素子の自動清掃には 『する』 と 『しない』 があります。『しない』 を選ぶメリットはあるんですか」
松本 「基本的に 『する』 にしておけば良いと思います。『する』 にしたから弊害があるかというと、電池を少し消耗するくらいです」
田中 「センサークリーニングですが、自動と強制 『今すぐクリーニング』 があります。どちらも振動的には、まったく同じと考えていいわけですか? 強制のときのほうが強くかかるなどの違いはあるのですか」
松本 「センサー自体の振動はまったく同じです。たとえば、センサーについたゴミを振動で落とすと前面のシャッター幕に付着するときがあるのです。それがシャッターを走らせるとセンサー側に戻ってくる。そういう場合もありますので、『今すぐクリーニング』 をやっていただくと効果的です。センサーが振動した後にシャッターを動かしてゴミを落として、また振動してシャッターを動かすという一連の動作を行います」
田中 「ダストデリートデータ。これはメモリーカードにデータを書き込むんじゃないですよね」
松本 「カメラ内でそのときの情報を持っていまして、それを画像データに添付していきます」
田中 「画像データにそのデータが添付されている。ファイルの中に入っているということですね。今このデータを撮ります。ここからずっと撮影をしていくとそのデータが生かされてきれいに消えますよね。そのうちにゴミが取れちゃう。その後に撮った画像を元のゴミがついているときのデータを生かして、DPP(付属ソフト : Digital Photo Professional)で取ってしまうと不都合は起こらないですか」
池田 「ダストデリートデータに入っている情報があるからといって、必ず消すというわけではありません。背景などを見て、そこの位置でかつゴミだとDPP自体が判断したときに消す処理をするのです。その時点でゴミがなくなっていれば、昔のダストデリートデータがついていてもDPPとして悪影響を与えません」

高輝度側・階調優先とオートライティングオプティマイザ
それぞれの上手な使い方とは?

田中 「液晶モニターに明るさの自動調整機能が入ってますが、これはどんなときに有効なのですか」
遠山 「明るいところから暗いところに移ったときに、液晶が明るすぎると自動的に暗くします。逆の場合、暗いところから明るいところに移ったときには、暗いままではなくて明るくしてくれる。いろいろな使いかたがあります」
田中 「暗くなると電池の消費も少なくなる、と考えていいわけですか」
遠山 「はい。しかし本筋は、省エネというよりも環境光が変わったときに自分の見やすい明るさにしてくれるというのが狙いです」
田中 「露出モードで、前からちょっと気になっていたことがあります。通常のプログラムとグリーンモードとCA。3つプログラムがありますよね。プログラムラインは基本的には同じですか」
池田 「そうですね。基本は同じです」
田中 「違うのは、Pの方はプログラムシフトができるということ?」
遠山 「あと露出補正等ができるかどうかです。グリーンモードはすべてカメラ任せです」
田中 「画像処理の高輝度側・階調優先とオートライティングオプティマイザについて…。高輝度側・階調優先とオートライティングオプティマイザのそれぞれの働きを、どういうシーンで、どのように使えばいいのか、教えてください」
服部 「高輝度側・階調優先は、高輝度側の飽和を約1段分改善します」
田中 「つまり、白とびを防ぐと」
服部 「正確には白とびを抑制する、ということです」
田中 「シャドー部に関してはまったくいじらない?」
服部 「はい、シャドー部の特性は変えずに高輝度側の階調を拡張しています。次に、オートライティングオプティマイザですが、ひとことで言うと、シーンを自動的に判別して、最適な明るさやコントラストにする機能です。たとえば顔を検出して最適な明るさにしたり、逆光のシーンではなるべくシャドー部を明るくして逆光を補正します」
田中 「逆光補正は人物の場合だけですか」
服部 「人物に限らず補正します。顔を検出するだけでなく、画像のヒストグラム解析なども行っていて、人物がいなくても撮影シーンに最適な補正を行うことができます」
田中 「高輝度側・階調優先がハイライト側のディテールを出す、ハイライト側のダイナミックレンジを広げる。オートライティングオプティマイザはシャドー部を持ち上げる、つまり黒つぶれをしないようにするという解釈は間違い?」
服部 「そういうこともありますけれど、オートライティングオプティマイザが補正するのはシャドー部に限った話だけではありません。たとえば、全体的に多少アンダー気味に撮れたものは、全体的に明るくするといった場合もあります」

ISO50 が拡張モードになっている理由は?

田中 「高感度ノイズ低減機能は、オフ、弱め、標準、強め、と4段階あります。どういうシーンで 『オフ』 にしたり、どういうシーンで 『強め』 にすればいいんでしょうか」
服部 「デフォルトは 『標準』 ですので、基本的にはどのシーンにおいても標準で使っていただければいいと思います。標準ではノイズが気になるという場合に 『強め』 を使ってください。ただし、ノイズ低減効果を大きくすると、とくに高感度時はディテールがやや弱くなってしまう場合があります」
田中 「解像感が低下するということですか」
服部 「はい、やや低下するのは事実ですが、それはユーザーの好みの範囲であって、解像感を重視する方に対しては 『弱め』 とか 『しない』 を選んでもらうのもひとつの選択です」
田中 「たとえば細かいものが写っているような被写体の場合は、あまり強めにしないほうがいいよ、ということですか」
服部 「それはノイズとのバランスになります。解像感とノイズ低減効果のバランスに対して、キヤノンが考える最適化をした設定が標準ですので、基本的には標準で撮ってもらえれば良いのですが、お好みでディテールを優先されるというユーザーは『弱め』、もしくは『しない』を使っていただければ良いと思います」
松本 「ノイズといっても、極端に気になるようなノイズではないと思います」
田中 「 ISO感度拡張で下のほうに ISO50 があります。上の方はわかるのですが、下の方の ISO50 と ISO100 。ISO50 だけが拡張モードに入っている理由はなぜですか。フィルムの感覚では ISO感度が低いほど高画質ではないかと思うのですが」
服部 「 ISO50は、ダイナミックレンジが ISO100 よりも低下してしまうので、『L』 という形で拡張モードに入れています」
立花 「必要なお客さんに使って頂きたいということです。たとえば、スタジオ撮影において、既存の照明光源を使用する場合など、低感度で撮影したほうがより良い場合があります。ISO100 もそれに近いかもしれません」
田中 「スタジオ用ですよね」
立花 「この ISO100 があるというのも、ISO200 からが多い他社との違いになっていると思います。たとえば海辺ですとかピーカンの明るいときなど、絞りを開けたいというときに ISO100 が必要だと思います。一般的な話題は、どうしても ISO6400 の方だけになってしまいますが、常用範囲に ISO100 があるということもアピールしたいのです」
田中 「それはそうですよね。ISO100 が拡張になるケースが多いですもの」
立花 「そうですね」

sRAW の活用法は目からウロコでした

田中 「sRAW1 と sRAW2 というのが新しく入りましたけれども、これはどういうときに活用すればいいんですか」
松本 「やはりフル画素の21MBは凄く重いのです。しかし、そこまで必要はないけれど後で直したいという方 ― これは通信社や新聞社の方ですが ― は多いです。そういう方々にも対応しようということで開発しました。1Dは sRAWしかなかったのですが、今回は sRAWを 2種類つくりました。ですから、それ単体で使われるよりもJPEGの小さい画像もつけて撮り、枚数を増やす。後処理でRAWを使用するという使いかたを提案したいですね」
田中 「JPEG+RAWで、JPEGを小さいJPEGにしておくんですね」
松本 「通信社などの配信用画像は小さいJPEGで済むことが多いですから。一般の方でしたら、小さい画像ですとそんなに容量がありませんから、後で小さいプリンターで印刷する。印刷して、これがいいな! と思ったら、そのRAWを現像してあげるという具合にするのです」
田中 「そうかそうか」
松本 「使い勝手は非常に良いです。RAWをそのままサムネイルで表示すると、とんでもないことになりますから」
田中 「なるほど。いいこと聞いたな。僕は逆だったんですよ。JPEGは一番大きな一番いい画質のJPEGと抱き合わせしてたんですが。そうか、sRAWを選ぶときはJPEGも小さいのを合わせたほうが使い勝手もいいのか」
松本 「合わせてあげたほうがカード容量的にもいっぱい撮れます」
田中 「使い勝手もよい?」
松本 「使い勝手もいいですし、sRAWでも解凍してTIFFに落とせばきれいな絵が出てきますので」
立花 「sRAWのもうひとつの利点は、DPPで現像するときに現像の速度が普通のRAWよりも格段に速い点です」
松本 「本当に21MBの画質をフルに活用して、B0とかA0のポスターをつくるという方々にはちょっと無理かもしれませんが、A3ノビぐらいでプリントされるのであれば、sRAWで十分きれいな絵が出せます。逆に言うと、ハイアマクラスの方々はそういう使い方をされたほうが手軽に使えるかもしれません」
田中 「僕はバカ正直にJPEG - L (ラージ) - ファイン。最高画質でRAWで!」
松本 「一番重い組み合わせです、それは (笑) 」
田中 「それでどんどん撮ってるんです。ハードディスクがあっという間に一杯になる。それに、喜んで動画も撮っているでしょう (笑) 。1テラバイトのハードディスクを買いに行こうかなと思ってたところです」
立花 「バッテリーはもつけれどカードがもたない、ということになりますね」
  キヤノン EOS 5D Mark II
 
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キヤノン EOS 5D Mark II 開発チーム
開発チーム メンバー キヤノン(株)イメージコミュニケーション事業本部 カメラ開発センター 部長
松本俊郎氏
まつもと としろう
メカ&製品まとめ担当
開発チーム メンバー キヤノン(株)イメージコミュニケーション事業本部 カメラ開発センター 主任研究員
池田康之氏
いけだ やすゆき
ファームウエア担当
開発チーム メンバー キヤノン(株)イメージコミュニケーション事業本部 カメラ開発センター 主任研究員
遠山 圭氏
とおやま けい
電気回路担当
開発チーム メンバー キヤノン(株)イメージコミュニケーション事業本部 カメラ開発センター
服部光明氏
はっとり みつあき
画像処理担当
開発チーム メンバー キヤノン(株)イメージコミュニケーション事業本部 カメラ事業部
立花 淳
たちばな きよし
商品企画担当
※所属・役職は取材当時
 
キヤノン EOS 5D マーク II 前面
5D とほぼ同じサイズとデザイン。マグネシウム合金の外装に1D系と同じ高級塗装を施した。
キヤノン EOS 5D マーク II 上面
クリエイティブ全自動モードをダイヤルに追加。このダイヤルの防塵防滴性も向上させている。
キヤノン EOS 5D マーク II 背面
3.0型の大画面に約92万ドットの高精細を実現したクリアビュー液晶モニター。ライブビュー、動画撮影に大きな役割を果たす。
キヤノン EOS 5D マーク II 左側面
左手側面。新設されたHDMI 出力を含め6種類の入出力端子を収める。
キヤノン EOS 5D マーク II 右側面
右手側側面。こちら側はCFカードスロットとそのカバーがあるだけ。バッテリーは底面から出し入れする。
CMOSセンサー
キヤノン製CMOSセンサー。解像度は約1.6倍になったが、1ライン4チャンネルと高速アンプの採用で読み出しは約2.2倍に向上。
DIGIC 4
映像エンジン DIGIC 4。約2,110万画素の大容量データを高速処理。低ノイズ現像処理の高速化による常用ISO感度の向上、2種類のsRAW記録画質搭載など多彩な機能に貢献。
ダイクロイックミラー
画質低下の原因となる赤外線に対し、最前面のローパスフィルターに赤外光を反射するダイクロイックミラーを採用。その後方に赤外線吸収ガラスも待機する。
セルフクリーニングセンサーユニット
EOS Integrated Cleaning System 。センサーに付着し画像に写り込むゴミやホコリを、その発生から振動による除去、さらにはソフト処理まで、3段階の対策でケアする。
AFセンサー
9点+アシスト6点AFは、従来機5D のそれを踏襲している。ただし新搭載の光源検知機能により、分光特性の違いによる合焦の微妙なズレを補正する。
AF測距図
中央F2.8対応センサーとF5.6対応センサーのクロスタイプ測距。動きの激しい被写体も的確に捕捉し続ける。

« 本インタビューは、カメラマンMOOK 「キヤノン EOS 5D Mark II オーナーズBOOK」 にも掲載されています。

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